Oracle Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2015 年 9 月
 
 

scdsbuilder (1HA)

名前

scdsbuilder - GUI バージョンの Oracle Solaris Cluster Agent Builder の起動

形式

scdsbuilder 

説明

scdsbuilder コマンドでは、GUI バージョンの Oracle Solaris Cluster Agent Builder を起動できます。

Agent Builder を使用する前に、次の要件を確認してください。

  • $PATH 変数に Java 実行環境が含まれていること。Agent Builder はバージョン 1.6 以降の Java Development Kit に依存しています。Java Development Kit が $PATH 変数に含まれていない場合、Agent Builder コマンド (scdsbuilder) がエラーメッセージを返して表示します。

  • Oracle Solaris OS の「Developer System Support」ソフトウェアグループがインストールされていること。

  • cc コンパイラが $PATH 変数に含まれている。Agent Builder は $PATH 変数で最初に現れる cc を使用して、リソースタイプの C バイナリコードを生成するコンパイラを識別します。$PATHcc が含まれていない場合、Agent Builder は C コードを生成するオプションを無効にします。


注 -  Agent Builder では、標準の cc コンパイラ以外のコンパイラも使用できます。別のコンパイラを使用するためには、そのコンパイラ (gcc など) に対するシンボリックリンクを cc から $PATH 内に含まれるファイル名で指定します。あるいは、Makefile のコンパイラ指定(現在は CC=cc) を変更し、別のコンパイラへの完全パスを指定することもできます。たとえば、Agent Builder によって生成される Makefile で CC=ccCC=pathname/gcc に変更します。この場合、Agent Builder を直接実行できません。代わりに、makemake pkg コマンドを使用して、データサービスコードとパッケージを生成する必要があります。

終了ステータス

このコマンドは、次の終了ステータスコードを返します。

0

コマンドは正常に完了しました。

0 以外

エラーが発生しました。

ファイル

install-directory /rtconfig

前のセッションの情報が格納されているため、この情報により、ツールの終了および再起動機能が容易に実行できます。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
ha-cluster/developer/api
インタフェースの安定性
発展中

関連項目

cc(1)scdscreate(1HA)scdsconfig(1HA)attributes(5)

Oracle Solaris Cluster Data Services Developer’s Guide