scshutdown [-y] [-g grace-period] [message]
scshutdown ユーティリティーは、クラスタを正常に停止させる際に使用します。
停止処理を開始するにあたり、scshutdown はまず警告メッセージを送信し、次に最終メッセージを送信して停止を確認します。
scshutdown コマンドは、1 つのノードだけで実行してください。
scshutdown コマンドがクラスタを停止する際には、次の一連の処理が行われます。
クラスタ上で稼動中のすべてのリソースグループを、オフライン状態に移行します。移行できないものあった場合、scshutdown は完了せずに、エラーメッセージが表示されます。
すべてのクラスタファイルシステムをアンマウントします。アンマウント処理できないものがあった場合、scshutdown は完了せずに、エラーメッセージが表示されます。
アクティブなすべてのデバイスサービスを停止させます。デバイスのいずれかの移行が失敗した場合は、scshutdown が完了せず、エラーメッセージが表示されます。
すべてのノードで /usr/sbin/init 0 を実行します。詳細は、init(1M) を参照してください。
このコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
このコマンドを使用するためには、solaris.cluster.system.admin の承認が必要です。rbac(5) を参照してください。
次のオプションがサポートされています。
デフォルト値の 60 秒から grace-period に指定された時間 (秒) に変更します。
停止許可の確認を事前に行うことで、停止コマンドをユーザーの介入なしに実行できるようにします。
次のオペランドがサポートされています。
標準的な警告メッセージ The system will be shut down in … が出されたあとに出される文字列です。message に複数の単語が含まれている場合は、それを単一引用符 (') または二重引用符 (") 引用符で区切ってください。警告メッセージおよびユーザー指定の message が出力されるのは、scshutdown が開始されるまで残り 7200、3600、1800、1200、600、300、120、60、および 30 秒になったときです。
phys-palindrome-1# scshutdown
次の終了値が返されます。
コマンドは正常に完了しました。
エラーが発生しました。標準出力にエラーメッセージを出力。
次の属性については、attributes(5) を参照してください。
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