Oracle Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2015 年 9 月
 
 

SCTelemetry(5)

名前

SUNW.SCTelemetry, SCTelemetry - システム資源使用状況に関するデータを収集するためのリソースタイプ

説明

SUNW.SCTelemetry は、システム資源の使用状況に関するデータの収集を可能にするリソースタイプです。SUNW.SCTelemetry は、7 日間にわたり、Java DB データベース内のシステム資源使用状況データを格納します。タイプが SUNW.SCTelemetry のリソースは、タイプが SUNW.derby のリソースに依存します。詳細は、SUNW.derby(5) のマニュアルページを参照してください。

SUNW.SCTelemetry リソースタイプに関連付けられている拡張プロパティーは、次のとおりです。

Extended_accounting_cleanup(boolean)

拡張されているアカウンティングログファイルをクリーンアップするかどうか、つまり履歴データを削除するかどうかを指定します。Extended_accounting_cleanup の取り得る値は、TRUEFALSE です。

カテゴリ

任意

デフォルト

TRUE

調整可能

すべての時間

Monitor_retry_count(integer)

障害モニターの再起動を制御します。このプロパティーには、障害モニターがプロセスモニター機能により再起動される回数を示しています。このプロパティーは、pmfadm(1M) コマンドに渡される –n オプションに相当します。Resource Group Manager (RGM) は、指定された時間窓内の再起動回数をカウントします。詳細については、Monitor_retry_interval プロパティーを参照してください。なお、Monitor_retry_count は、タイプが SUNW.SCTelemetry のリソースではなく、障害モニター自体の再起動回数を指します。

カテゴリ

任意

デフォルト

4

調整可能

すべての時間

Monitor_retry_interval(integer)

RGM が障害モニターで問題が発見された回数をカウントする時間を分単位で指定します。このプロパティーは、pmfadm(1M) コマンドに渡される –t オプションに相当します。障害モニターで問題が発見された回数が Monitor_retry_count プロパティーの値を超過すると、プロセスモニター機能は障害モニターを再起動しません。

カテゴリ

任意

デフォルト

2 分

調整可能

すべての時間

Probe_timeout(integer)

検証機能のタイムアウト値を秒単位で指定します。

カテゴリ

任意

デフォルト

60 秒

最小

2 秒

調整可能

すべての時間

Sampling_interval(integer)

モニタリングデータの収集頻度を指定します。Telemetry_sampling_interval プロパティーには 303600 の間の値を指定する必要があります。

カテゴリ

必須

デフォルト

60

最小

30 秒

最大

3600 秒

調整可能

すべての時間

関連項目

pmfadm(1M), SUNW.derby(5)