Go to main content
Oracle® Server X5-4 設置ガイド

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 6 月
 
 

Oracle System Assistant を使用した RAID の構成

オペレーティングシステム (OS) をインストールする前に、その OS 用に少なくとも 1 つのブート可能な RAID ボリュームを作成する必要があります。ストレージドライブに内蔵 Sun Storage 12 Gb SAS PCIe 8 ポート HBA によって作成されたボリュームが存在しないかぎり、システムはそのストレージドライブを認識しません。


注 -  Oracle Server X5-4 は、Sun Storage 12 Gb SAS PCIe 8 ポート HBA を使用します。この HBA は、SGX-SAS12-R-INT-Z とも呼ばれます。

ブート可能な RAID ボリュームを作成するには、Oracle System Assistant の「RAID Configuration」タスクを使用します。「RAID Configuration」タスクは、「Configure Hardware」タスクペインにあります。

始める前に

あらかじめ BIOS 設定ユーティリティーから BIOS ブートモード (UEFI またはレガシー) を選択しておいてください。


注 -  RAID ボリュームを認識できるようにするには、RAID 構成に使用される BIOS ブートモードが OS をインストールするときに使用するモードに一致している必要があります。BIOS ブートモードを切り替える手順については、『Oracle X5 シリーズサーバー管理ガイド』 (http://www.oracle.com/goto/x86AdminDiag/docs)を参照してください。
  1. Oracle System Assistant を起動します。

    Setting Up Software and Firmware Using Oracle System Assistantを参照してください。

    Oracle System Assistant の「System Overview」画面が表示されます。


    注 -  表示される画面の情報が、この手順で示されるものとは異なることがあります。

    image:Oracle System Assistant の「System Overview」画面を示すスクリーンショット。
  2. 「Configure Hardware」ボタンをクリックして、「RAID Configuration」タブを選択します。
  3. 「HBA」リストボックスで、「12 GB SAS PCIe RAID Internal HBA」を選択します。
    image:「RAID Configuration」画面を示すスクリーンショット。
  4. 「Select RAID Level」リストボックスで、目的の RAID レベルを選択します。
    image:「RAID Configuration」画面を示すスクリーンショット。
  5. 「Available Disks」表で、RAID ボリュームに追加するストレージドライブを選択し、「Create Volume」ボタンをクリックします。

    「Create Volume」ダイアログボックスが表示されます。


    image:「RAID Configuration Create Volume」ダイアログを示すスクリーンショット。
  6. 「Create Volume」ダイアログボックスで、次の手順を実行します。
    1. (オプション) ボリューム名を入力します。

      ボリューム名の入力はオプションです。ボリュームに名前を付けなかった場合、Oracle System Assistant は名前のないボリュームを作成します。

    2. ボリュームのストライプサイズを選択します。
    3. 「Create」をクリックします。

      「Creating RAID Volume」情報ボックスが表示されます。


      image:「Creating RAID Volume」の進行状況ダイアログを示すスクリーンショット。

      ボリュームが作成されると、そのボリュームは「Created Volumes」表に表示されます。


      image:「RAID Configuration」画面の「Created Volumes」セクションを示すスクリーンショット。
  7. 「Created Volumes」表の「Details/Action」列にある「Details」ボタンをクリックします。

    「Volume Details」ダイアログボックスが表示されます。


    image:「Volume Details」画面を示すスクリーンショット。
  8. 「Volume Details」ダイアログボックスで、次の手順を実行します。
    1. ボリュームの詳細を確認します。
    2. (オプション)「Volume Name」フィールドで、ボリューム名を入力するか、または変更します。

      以前にボリューム名を入力しなかった場合は、この「Volume Details」ダイアログボックスでも入力する機会が与えられます。以前にボリューム名を入力している場合は、ここで変更できますが、名前を完全に削除することはできません。


      注 -  ボリュームに名前を付けることはオプションです。ボリュームに名前を付けなかった場合、Oracle System Assistant は名前のないボリュームを作成します。さらに、任意のタイミングでボリューム名を変更する必要が生じた場合、「Created Volumes」表の「Details」ボタンをクリックすることでそれを実行できますが、いったん割り当てられたボリューム名を削除することはできません。
    3. 「Set As Bootable」ボックスにチェックマークを付けます。
      image:「Volume Details」画面のスクリーンショット。
    4. 「Save & Close」をクリックします。

      「Set Volume For Boot」確認ダイアログが表示されます。


      image:「Set Volume for Boot」画面のスクリーンショット。
  9. 「OK」をクリックします。

    「RAID Configuration」画面が表示され、「Created Volumes」表にボリュームが、その「Current Boot Device」列にチェックマークを付けて表示されます。


    image:ボリュームが追加された「RAID Configuration」画面を示すスクリーンショット。
  10. 作成されたボリュームをグローバルホットスペアとして指定する場合は、次の手順を実行します。それ以外の場合は、次のステップに進みます。
    1. 「Details/Actions」列にある「Details」ボタンをクリックします。

      「Disk Details」ダイアログボックスが表示されます。


      image:「Disk Details」ダイアログを示すスクリーンショット。
    2. 「Set as Hot Spare」ボックスにチェックマークを付けます。

      注 -  Sun Storage 12G バイト SAS PCIe RAID 内蔵 HBA では、最大 256 のホットスペアを作成できます。
    3. 「Save」をクリックします。

      ヒント  -  ボリュームを削除する場合は、そのボリュームを選択してから「Delete Volume」ボタンをクリックします。

      これで、OS インストールのためのサーバーの準備が整いました。

次のステップ

Set Up an Operating System and Drivers