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Oracle® Server X5-4 設置ガイド

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更新: 2015 年 6 月
 
 

Oracle X5-4 Server の機能の概要

Sun Server X5-4 は、2 または 4 プロセッサ構成内に Intel Xeon ® プロセッサを搭載した 3RU ラックマウントのサーバーシステムです。システムメモリーはメモリーライザー (MR) カード上に搭載され、各カードには最大 12 枚の低電圧 DDR3 DIMM を搭載できます。このサーバーは、最大 8 枚の MR カードをサポートできます (4 CPU システムの場合)。サーバーには冗長ホットプラグ対応電源装置が 2 台搭載されており、PCI-Express Gen 3 ロープロファイルカードを最大 11 枚収容できるスロット容量があります。内蔵 HBA カードは、3 つのストレージドライブテクノロジをサポートする 6 つの SAS-3 ドライブスロットへの接続を提供します。

詳細は、次を参照してください。

サーバーの機能とコンポーネント

このセクションでは、サーバーの機能とサポートされるコンポーネントについて説明します。

コンポーネント
Oracle Server X5-4
プロセッサ (CPU)
サポートされるモデル: Intel Xeon® E7-8895 v3 プロセッサ 18 コア 2.6 GHz プロセッサ (3RU ヒートシンク付き)
サポートされる構成:
  • ソケット 0 および 1 に取り付けられた 2 つのプロセッサ。

  • ソケット 0 から 3 に取り付けられた 4 つのプロセッサ。

メモリー
サーバーシャーシでは、最大 8 枚のメモリーライザーカード (CPU あたり 2 枚のライザー) がサポートされます。各メモリーライザーは、最大 12 枚の DDR3-1600 レジスタ付き ECC 低電圧またはロードリデュースト DIMM をサポートし、プロセッサあたり最大 24 枚の DIMM が可能です。取り付ける DIMM は同じ種類で、同サイズである必要があります。
  • 2 CPU システムでは、4 枚のメモリーライザーカードおよび最大 1.5T バイトのシステムメモリーを取り付けることができます。

  • 4 CPU システムでは、8 枚のメモリーライザーカードおよび最大 3T バイトのシステムメモリーを取り付けることができます。

DIMM 配置規則およびサポートされる構成については、サービスマニュアルを参照してください。
ストレージデバイス
内部ストレージの場合、サーバーシャーシは次を提供します。
  • サーバーの前面からアクセスできる 6 個の 2.5 インチドライブベイ。サポートされるストレージドライブテクノロジには、次のものがあります。

    注 -  サポートされるドライブの一覧については、Oracle Server X5-4 Product Notesを参照してください。

    • SAS-3 HDD

    • SAS-3 SSD

    • PCIe Gen 3 NVMe

  • SAS-3 HBA PCIe カードオプション:

    • Sun Storage 12 Gb SAS PCIe RAID HBA。

      サポートされる RAID レベル: 0、1、1E、10、5、5EE、6。Battery Backed Write Cache (BBWC) を含む。

    • PCIe スイッチカード。

      NVMe テクノロジに必要です。

  • サーバーの前面のドライブベイの下に設置される、オプションの DVD+/-RW ドライブ。

    この SATA DVD ドライブは USB-SATA ブリッジに接続されるため、このドライブはシステムには USB ストレージデバイスとして認識されます。

USB 2.0 ポート (6)
  • サーバーの前面に 2 つのポート

  • サーバーの背面に 2 つのポート

  • マザーボードに 2 つの内蔵ポート

    注 -  内蔵 USB ポート (P0) のいずれかには、工場出荷時に取り付けられるオプションの Oracle System Assistant フラッシュドライブ (サーバーの設定に使用される専用のブートデバイス) が搭載されていることがあります。Oracle System Assistant USB フラッシュドライブは、ストレージドライブではありません。これには、Oracle System Assistant に固有のファイルのみが含まれている必要があります。

VGA ポート
システムの前面と背面に 1 つずつ、2 つの高密度 DB-15 ビデオポートが使用可能です。サーバーには、最大 1600 x 1200 x 16 ビット @ 60Hz (Oracle ILOM リモートコンソールプラス RKVMS を使用してリモートで表示した場合は 1024 x 768) の解像度をサポートする VGA 2D グラフィックコントローラ (8M バイトのキャッシュを含む) が組み込まれています。

注 -  バックパネルで使用できる VGA ポートは、モニター認識用の VESA デバイスデータチャネルをサポートしています。

PCI Express 3.0 I/O スロット
ロープロファイルの PCIe カードを収容できる 11 個の PCI Express 3.0 スロット。SAS HBA カードを含む構成では、HBA カードはスロット 2 に取り付けられます。すべてのスロットが x8 PCIe 接続をサポートします。2 つのスロットは x16 PCIe カードもサポートしています。
  • スロット 1 - 7、9、および 10: x8 コネクタ

  • スロット 8 および 11: x8 または x16 コネクタ

注 -  PCIe スロット 7 - 11 は 4 CPU システムでのみ機能します。

PCI Express I/O カード
お客様が注文できる I/O カードの一覧については、Oracle x86 サーバーの Web サイトにアクセスし、Oracle Server X5-4 のページを参照してください。
Ethernet ポート
バックパネルの 4 つの 10 GbE RJ-45 Ethernet ポート。
サービスプロセッサ
Emulex Pilot 3 ベースボード管理コントローラ (BMC):
  • ドーターボードに装着されています。

  • 業界標準の IPMI 機能セットをサポートします。

  • IP を介した KVMS、USB、DVD、CD、フロッピー、および ISO イメージのリモート制御をサポートします。

  • 専用の RJ-45 ギガビット Ethernet (10/100/1000) 管理ポートおよびオプションでホストの 10 GbE ポート (サイドバンド管理) のいずれかを使用した SP への Ethernet アクセスをサポートします。

電源装置
2 台の 1030/2060 ワット AC 入力オートレンジホットスワップ可能電源装置。

注 -  2 CPU システムは、低電圧線 100 - 127 VAC または高電圧線 200 - 240 VAC 電源で動作できます。4 CPU システムは、高電圧線 200 - 240 VAC 電源でのみ動作できます。

冷却ファン
各電源装置内の 6 個のホットスワップ可能、冗長、前面、上部搭載ファン (冷却ゾーン 0-2) および 2 個の冗長ファン (冷却ゾーン 3)。
サーバー管理ソフトウェア
次のサーバー管理ソフトウェアオプションが使用できます。
  • 単一サーバー管理オプション:

    • サービスプロセッサ上の Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)。

    • オプションの内蔵 USB フラッシュドライブ上の Oracle System Assistant (OSA)。

    • オプションの OSA 内蔵 USB フラッシュドライブ上の Oracle Hardware Management Pack。

  • 複数サーバーオプション: Oracle サイトからダウンロード可能な Oracle Enterprise Management Ops Center。

物理仕様

次の表に、Oracle Server X5-4 の物理仕様の一覧を示します。

パラメータ
高さ
129.9 mm (5.1 インチ)
436.5 mm (17.2 インチ)
奥行
732 mm (28.8 インチ)
752.35 mm (29.6 インチ) (PSU イジェクタを含む)
重量
40 kg (88 ポンド)