Oracle Server X5-4 を引き渡す前に、サーバーのサイトが次の仕様およびガイドラインを満たしていることを確認してください。
次の表に、Oracle Server X5-4 の電気仕様の一覧を示します。
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次の表に、Oracle Server X5-4 の環境要件の一覧を示します。
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Oracle Server X5-4 は、自然対流のエアフロー内に設置された場合に機能するように設計されています。次の環境仕様が満たされている必要があります。
サーバーの吸気口がラックの前面に、排気口がラックの背面に存在していることを確認します。
ラックマウントサーバー (Oracle Server X5-4 を含む) は、サーバーの前面から冷たい空気を取り込み、サーバーの背面から暖かい空気を排出します。
サーバー内に十分なエアフローがあることを確認します。
サーバーの前面に 1,232 mm (48.5 インチ) 以上、サーバーの背面に 914 mm (36 インチ) 以上の隙間を確保します。
この隙間により、吸気および排気面にエアフローと通気のスペースが確保されます。
サーバーの吸気および排気の両方に使用されるキャビネットドアなどの通気口が塞がれていないことを確認してください。
たとえば、Oracle の Sun Rack II は冷却に最適化されています。前面ドアと背面ドアの穿孔はどちらも 80% であるため、高レベルのエアフローを実現できます。これらの穿孔が塞がれていないことを確認してください。
サーバーを取り付ける際は、サーバーの前面に 2.5 mm (1 インチ) 以上、サーバーの背面に 80 mm (3.15 インチ) 以上のスペースが必要です。
これらのスペースの値は、ここに示す吸気および排気のインピーダンス (使用可能な開口部) に基づいたもので、開口部が吸気および排気面に均一に分散していると仮定しています。これらの値により冷却パフォーマンスも向上します。
サーバーシャーシ内部の通気が妨げられていないことを確認してください。
サーバーは、合計 100 CFM の通気を達成できる内蔵送風機を使用します。サーバーの通気は安定していて、かつ直接的である必要があります。サーバー内部の通気の混乱は、吸気口や排気口の埃やごみによる詰まり、エアバッフルや仕切りなどの取り付け不良のコンポーネント、およびサーバーの内部と外部の両方でのケーブルの誤った配線によって発生する場合があります。
サーバーを通過する空気の温度は 68°F (20°C) を超えないようにしてください。
ラックまたはキャビネット内で排気が再循環しないように考慮してください。
サーバーの排気口の妨げにならないように、ケーブルをまとめてください。