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Oracle® Server X5-4 設置ガイド

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更新: 2015 年 6 月
 
 

Oracle ILOM

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) は、サーバーのサービスプロセッサ (SP) 上に存在する組み込みツールです。Oracle ILOM を使用してサーバーをモニターおよび管理できます。

Oracle ILOM のモニタリングおよび管理機能には、次のものがあります。

  • サーバーの電源をスタンバイまたは全電力モードにして、サーバーをローカルまたはリモートで管理します。

  • 重要なシステム情報をモニターしたり、ログに記録されたイベントを表示したり、通知を取得したり、トラブルシューティングツールを実行したりします。

  • サーバーハードウェア構成を表示および編集します。

  • 会社のセキュアなインフラストラクチャーを使用して Oracle ILOM ユーザーアカウントを管理します。

  • ホストコンソールにリモートでアクセスします。

  • Oracle ILOM およびサーバーの BIOS 構成情報をバックアップします。

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) のハードウェアコンポーネントは、サービスプロセッサ (SP) と、サーバーの背面にある管理および Ethernet ポートで構成されています。Oracle ILOM のインタフェースコンポーネントは、Web インタフェースまたはコマンド行インタフェースのどちらかで構成されています。

詳細は、次の各セクションを参照してください。

Oracle ILOM のハードウェアコンポーネント

Oracle ILOM は SP 上に存在するため、SP に接続したあと、管理ポート経由でローカルで、またはサーバーの背面にあるいずれかの Ethernet (Net) ポート経由でリモートで Oracle ILOM にアクセスできます。Ethernet ポートは Oracle ILOM Web インタフェースへのアクセスを提供し、シリアル管理ポートは Oracle ILOM コマンド行インタフェース (CLI) へのアクセスを提供します。

  • SP とそのチップセットは、マザーボードに装着されたドーターボード上にあります。

  • バックパネルの 2 つの外部接続である NET MGT ポート (Ethernet 接続) と SER MGT (RJ-45 シリアル接続) は、SP と Oracle ILOM へのリモートおよびローカルアクセスを提供します。

Oracle ILOM のインタフェースコンポーネント

Oracle ILOM のインタフェースコンポーネントには、次のものがあります。

  • Web インタフェース

  • SSH コマンド行インタフェース (CLI)

  • IPMI v2.0 CLI

  • SNMP v3 インタフェース

次の図は、Oracle ILOM Web インタフェースの例を示しています。

image:「System Summary」ページを示す図。

Oracle ILOM の追加情報: