Oracle Server X5-4 には、レガシー BIOS ブートモードと、UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) と互換性があるブートモードの 2 つの BIOS ブートモードが含まれています。どちらのブートモードでも、ブートデバイスを管理できます。ただし、UEFI BIOS ブートモードでは、レガシー BIOS ブートモードより多くのブートオプション候補が提供されるだけでなく、ホストバスアダプタ (HBA) カードの BIOS 構成機能も統合されます。UEFI BIOS はまた、UEFI ブートモードとレガシーブートモードのどちらかを選択する機能も提供します。
ブートモードは、BIOS 設定ユーティリティーで選択します。サーバーがリセットされ、ブートモードが構成されたら、サポートされるオペレーティングシステムでブートデバイス (ストレージドライブなど) を管理できます。
ブートモードを変更する前に、Oracle System Assistant または Oracle ILOM のバックアップ機能を使用して既存の構成を保持してください。
レガシー BIOS ブートモードは、BIOS 設定ユーティリティーでのデフォルト設定です。ホストバスアダプタ (HBA) がアダプタのオプション ROM を使用する必要がある場合や、アダプタに UEFI ドライバがない場合は、レガシー BIOS ブートモードを選択します。
レガシー BIOS ブートモードでは、レガシー BIOS ブートモードをサポートするブート候補のみが BIOS 設定ユーティリティーの画面の「Boot Options Priority」リストに表示されます。
ソフトウェアとアダプタに UEFI ドライバが含まれている場合に UEFI ドライバを使用するには、BIOS 設定ユーティリティーから UEFI BIOS ブートモードを選択します。
UEFI BIOS ブートモードでは、UEFI BIOS ブートモードをサポートするブート候補のみが BIOS 設定ユーティリティーの画面の「Boot Options Priority」リストに表示されます。
次のオペレーティングシステムは Oracle Server X5-4 で使用可能であり、UEFI BIOS ブートモードをサポートしています。
Oracle Solaris 11.1 以降
Oracle Linux 6.5
Red Hat Enterprise Linux 6.5
SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3
Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 および Microsoft Windows Server 2012
その他のすべてのサポートされるオペレーティングシステム (出荷時にインストール済みの OS イメージを含む) は、レガシー BIOS ブートモードを使用する必要があります。最新のリストについては、http://www.oracle.com/goto/x86/docs にある『Oracle Server X5-4 プロダクトノート』を参照してください。
サーバーのバージョン情報については、『Oracle Server X5-4 プロダクトノート』を参照してください。
UEFI BIOS の詳細は、『Oracle X5 シリーズサーバー管理ガイド』 (http://www.oracle.com/goto/x86AdminDiag/docs)を参照してください。
システム管理ツールについては、http://www.oracle.com/goto/system-management を参照してください