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Oracle® Server X5-4 設置ガイド

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更新: 2015 年 6 月
 
 

サーバーの BIOS ブートモード

Oracle Server X5-4 には、レガシー BIOS ブートモードと、UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) と互換性があるブートモードの 2 つの BIOS ブートモードが含まれています。どちらのブートモードでも、ブートデバイスを管理できます。ただし、UEFI BIOS ブートモードでは、レガシー BIOS ブートモードより多くのブートオプション候補が提供されるだけでなく、ホストバスアダプタ (HBA) カードの BIOS 構成機能も統合されます。UEFI BIOS はまた、UEFI ブートモードとレガシーブートモードのどちらかを選択する機能も提供します。

ブートモードは、BIOS 設定ユーティリティーで選択します。サーバーがリセットされ、ブートモードが構成されたら、サポートされるオペレーティングシステムでブートデバイス (ストレージドライブなど) を管理できます。


注 -  一部のデバイスとオペレーティングシステムはまだ UEFI BIOS ブートモードをサポートしておらず、レガシー BIOS ブートモード用に構成されたサーバーでしかブートできません。

ブートモードを変更する前に、Oracle System Assistant または Oracle ILOM のバックアップ機能を使用して既存の構成を保持してください。


注 -  ブートモードを変更すると、サーバーが以前のモードにあったときに構成されたブート候補 (ディスクドライブなど) は使用できなくなります。これらを使用可能にする唯一の方法は、以前のブートモードに戻すか、または新しいブートモードにある間に再構成するか (これにより、すべてのデータが消去されます) のどちらかです。

レガシー BIOS ブートモード

レガシー BIOS ブートモードは、BIOS 設定ユーティリティーでのデフォルト設定です。ホストバスアダプタ (HBA) がアダプタのオプション ROM を使用する必要がある場合や、アダプタに UEFI ドライバがない場合は、レガシー BIOS ブートモードを選択します。

レガシー BIOS ブートモードでは、レガシー BIOS ブートモードをサポートするブート候補のみが BIOS 設定ユーティリティーの画面の「Boot Options Priority」リストに表示されます。


注 -  OS のインストールに使用されたものとは別の BIOS ブートモードを使用してサーバーをリブートすると、その OS にアクセスできなくなります。OS をブートするには、正しいブートモード設定に戻す必要があります。

UEFI BIOS ブートモード

ソフトウェアとアダプタに UEFI ドライバが含まれている場合に UEFI ドライバを使用するには、BIOS 設定ユーティリティーから UEFI BIOS ブートモードを選択します。

UEFI BIOS ブートモードでは、UEFI BIOS ブートモードをサポートするブート候補のみが BIOS 設定ユーティリティーの画面の「Boot Options Priority」リストに表示されます。

次のオペレーティングシステムは Oracle Server X5-4 で使用可能であり、UEFI BIOS ブートモードをサポートしています。

  • Oracle Solaris 11.1 以降

  • Oracle Linux 6.5

  • Red Hat Enterprise Linux 6.5

  • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3

  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 および Microsoft Windows Server 2012

その他のすべてのサポートされるオペレーティングシステム (出荷時にインストール済みの OS イメージを含む) は、レガシー BIOS ブートモードを使用する必要があります。最新のリストについては、http://www.oracle.com/goto/x86/docs にある『Oracle Server X5-4 プロダクトノート』を参照してください。


注 -  OS のインストールに使用されたものとは別の BIOS ブートモードを使用してサーバーをリブートすると、その OS にアクセスできなくなります。OS をブートするには、正しいブートモード設定に戻す必要があります。

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