Oracle Solaris Cluster Manager ブラウザインタフェースを使用すると、新しいクラスタの構成、クラスタ管理タスクを実行するためのウィザードの起動、クラスタ情報のグラフィカルな表示、クラスタコンポーネントのステータスのチェック、および構成変更のモニタリングを行うことができます。また、Oracle Solaris Cluster Manager では、次の Oracle Solaris Cluster コンポーネントの管理など、多くの管理タスクを実行することもできます。
データサービス
ゾーンクラスタ
ノード
プライベートアダプタ、ケーブル、およびスイッチ
定足数デバイス
デバイスグループ
ディスク
NAS デバイス
ノードの負荷制限
リソースグループとリソース
障害回復フレームワーク
Oracle Solaris Cluster マネージャーは、Oracle Solaris Cluster ノードにインストールするか、または Oracle Solaris Cluster ソフトウェアをインストールせずにスタンドアロンパッケージとしてインストールできます。マネージャーを使用すると、グローバルクラスタ内またはゾーンクラスタ内の Oracle Solaris Cluster ノードにアクセスし、これらのクラスタの構成と管理を行うことができます。Oracle Solaris Cluster マネージャーには下位互換性があります。たとえば、Oracle Solaris Cluster バージョン 4.4 のマネージャーは、Oracle Solaris Cluster バージョン 4.3 を実行しているクラスタに接続できます。1 つのクラスタノードにログインしたあと、Oracle Solaris Cluster マネージャーを使用してほかのクラスタノードにログインできます。その後は、ログインしたことのあるクラスタの間をドロップダウンメニューで切り替えて移動できるため、Oracle Solaris Cluster マネージャーを使用すると複数のクラスタの管理が簡単になります。
Oracle Solaris Cluster Manager は現在、Oracle Solaris Cluster の一部の管理タスクを実行できません。一部の作業には、コマンド行インタフェースを使用する必要があります。