この章では、Oracle Solaris Cluster インターコネクトとパブリックネットワークを管理するためのソフトウェア手順について説明します。
クラスタインターコネクトとパブリックネットワークの管理には、ハードウェア上の作業とソフトウェア上の作業が含まれます。通常、はじめてクラスタをインストールおよび構成するときには、すべてのパブリックネットワーク管理 (PNM) オブジェクトを含むクラスタインターコネクトとパブリックネットワークを構成します。
PNM オブジェクトには、インターネットプロトコルネットワークマルチパス (IPMP) グループ、トランクおよびデータリンクマルチパス (DLMP) リンクアグリゲーション、およびリンクアグリゲーションに直接基づく VNIC が含まれます。マルチパスは Oracle Solaris OS で自動的にインストールされますが、使用するには有効にする必要があります。あとで、クラスタインターコネクトネットワーク構成を変更する必要が生じた場合は、この章のソフトウェア手順を使用します。
クラスタ内に IP Network Multipathing グループを構成する方法については、パブリックネットワークの管理のセクションを参照してください。IPMP については、Oracle Solaris 12 での TCP/IP ネットワーク、IPMP、および IP トンネルの管理 の 第 3 章, Administering IPMPを参照してください。リンクアグリゲーションについては、Oracle Solaris 12 でのネットワークデータリンクの管理 の 第 2 章, Configuring High Availability by Using Link Aggregationsを参照してください。
この章では、次のトピックの手順について説明します。
この章の関連手順の概要については、図 11, 表 11, タスクリスト: クラスタインターコネクトの管理を参照してください。
クラスタインターコネクトおよびパブリックネットワークの背景情報および概要情報については、Concepts for Oracle Solaris Cluster 4.4を参照してください。