Oracle® Solaris 11.2 システムのインストール

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更新: 2014 年 7 月
 
 

SPARC および x86 クライアントシステムの要件

自動インストールを実行するクライアントシステムは、次の要件を満たしている必要があります。ノートパソコン、デスクトップパソコン、仮想マシン、エンタープライズサーバーなど、次に示す要件を満たすシステムを自動 AI クライアントとして使用できます。

ネットワーク経由で AI インストールを実行する SPARC および x86 クライアントは、次の要件を満たしている必要があります。

メモリー

最小 1G バイト

ディスク容量

最小 13G バイト

ネットワークアクセス

クライアントシステムは、インストール中に次のリソースにアクセスできる必要があります。

  • ネットワーク構成情報を提供する DHCP サーバー

  • AI サーバー

  • クライアントシステムにインストールするパッケージが含まれる IPS リポジトリ

SPARC クライアントシステム上のファームウェアは、最新の WAN ブートサポートを含む最新バージョンの OBP (Open Boot PROM) を含むように更新されている必要があります。

AI では、ネットワーク経由でブートするために、SPARC クライアントに対する WAN ブートサポートが必要です。network-boot-argumentseeprom で設定できる有効な変数であるかどうかを確認することによって、クライアントの OBP (Open Boot PROM) が WAN ブートをサポートしているかどうかを確認できます。

変数 network-boot-arguments が表示される場合、またはこのコマンドによって出力 network-boot-arguments: data not available が返される場合は、OBP によって WAN ブートがサポートされているため、ネットワーク経由でクライアントをインストールできます。

# eeprom | grep network-boot-arguments
network-boot-arguments: data not available

このコマンドによって出力が表示されない場合は、WAN ブートがサポートされていないため、ネットワーク経由でクライアントをインストールすることはできません。Chapter 5, メディアからブートする自動インストールを参照してください。

# eeprom | grep network-boot-arguments