Oracle® Solaris 11.2 システムのインストール

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更新: 2014 年 7 月
 
 

インストールサービス別名の設定

インストールサービス別名を使用して、新しいサービスが作成されたときに実行する必要のある再構成の量を最小限に抑えることができます。たとえば、default-arch インストールサービスは別名です。サービスを作成するとき、create-service サブコマンドの –t オプションを使用することによって別名を作成できます。set-service サブコマンドの –t オプションは、指定されたサービスを、別のサービスの別名に変更します。set-service サブコマンドを使用するとき、指定されたサービスはすでに別名でなければなりません。

サービスまたは別名のいずれかに追加されたマニフェスト、プロファイル、およびクライアント条件は、別名のリセット後も変わりません。指定されたサービスが使用するネットイメージが変わるだけです。

新しいインストールイメージに関連付けられた AI DTD と SMF DTD が異なる可能性があるため、別名を設定する前にサービスに追加されたマニフェストとプロファイルは、別名のリセット時に再検証されます。この検証は、create-manifest および create-profile コマンドによって実行される検証と同じです。

使用例 8-42  インストールサービス別名の作成

この例は、新しい install-sparc サービスを、既存の solaris11_2-sparc インストールサービスの別名として作成します。

# installadm create-service -t solaris11_2-sparc -n install-sparc
使用例 8-43  インストールサービス別名の変更

この例では、solaris11_2-i386 インストールサービスと install-i386 インストールサービス別名が両方とも事前に作成されている必要があります。次の例は、install-i386 インストールサービスを solaris11_2-i386 インストールサービスの別名として設定します。

# installadm set-service -t solaris11_2-i386 -n install-i386