パッケージを AI マニフェストのソフトウェアインストールセクションに追加します。AI マニフェストの XML ファイルをカスタマイズするか、派生マニフェストスクリプトを作成して、これらの要素を追加します。AI マニフェストのカスタマイズについては、Chapter 10, クライアントシステムのプロビジョニングを参照してください。
1 つ以上の既存の AI マニフェストの内容を取得するには、installadm export コマンドを使用します。次の例では、追加する必要がある XML 要素を示しています。
<software type="IPS"> <source> <publisher name="solaris"> <origin name="http://pkg.oracle.com/solaris/release"/> </publisher> <publisher name="firstboot"> <origin name="file:///net/host1/export/firstbootrepo"/> </publisher> </source> <software_data action="install"> <name>pkg:/first-boot-script</name> </software_data> </software>
起点が、AI インストール中にクライアントがアクセスできる URI であることを確認します。クライアントがローカルリポジトリにアクセスできるように、zfs set sharenfs を使用してリポジトリをエクスポートします。
installadm update-manifest コマンドを使用して、AI マニフェストの内容を、初回ブートスクリプトパッケージが含まれる内容に置き換えます。更新後もマニフェストまたはスクリプトの条件やデフォルトステータスはそのままです。
クライアントをネットワークブートし、AI を使用して Oracle Solaris 11 OS とカスタムの first-boot-script パッケージをインストールします。インストール後にクライアントがブートされると、そのサービスが実行され、初回ブートスクリプトが実行されます。