このセクションでは、インストールおよび構成タスクを実行するために使用できるツールについて説明します。
Oracle Solaris Cluster Manager ブラウザインタフェースは、多くの構成および管理タスクを実行できる Web ベースのツールです。これらのタスクには、グローバルクラスタまたはゾーンクラスタの管理、リソースとリソースグループの作成と構成、および Geographic Edition パートナーシップの作成と管理が含まれます。
Oracle Solaris Cluster Manager には、特定のアプリケーションでの Oracle Solaris Cluster データサービスの構成を自動化するためのウィザードも用意されています。これらのウィザードを使用すると、データサービスに必要な Oracle Solaris Cluster リソースを構成できます。このウィザードでは、Oracle Solaris Cluster 構成内で実行するアプリケーションソフトウェアのインストールと構成は自動化されません。Oracle Solaris Cluster 構成内で実行するアプリケーションソフトウェアをインストールおよび構成するには、各アプリケーションのユーティリティーおよび Oracle Solaris Cluster の保守コマンドを使用します。詳細は、各アプリケーションのドキュメントおよび Oracle Solaris Cluster のドキュメントセットを参照してください。
各データサービスウィザードは、データサービスの構成オプションのうちの制限されたサブセットのみをサポートしています。ウィザードでサポートされていないオプションを構成するには、Oracle Solaris Cluster Manager または Oracle Solaris Cluster の保守コマンドを使用してデータサービスを手動で構成します。詳細は、Oracle Solaris Cluster のドキュメントを参照してください。
Oracle Solaris Cluster Manager には、グローバルクラスタまたはゾーンクラスタ内の論理ホスト名リソースと高可用性ストレージリソースの構成を自動化するためのウィザードも用意されています。
Oracle Solaris Cluster Manager を使用して実行できる代替手順に、その情報とそのタスクへの移動手順が記載されています。Oracle Solaris Cluster Manager ログイン手順については、Oracle Solaris Cluster 4.3 システム管理 の Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。
clsetup ユーティリティーは、Oracle Solaris Cluster の一般的な管理に使用できるメニュー駆動型のインタフェースです。また、このユーティリティーを使用すると、データサービスリソースやリソースグループを構成することもできます。「リソースグループ」メニューを起動するには、clsetup のメインメニューからオプション 2 を選択します。詳細は、clsetup(1CL) のマニュアルページを参照してください。
Oracle Solaris Cluster の保守コマンドを使用すると、データサービスリソースを登録および構成することができます。データサービスを登録および構成する方法については、そのデータサービスに関する本の手順を参照してください。たとえば、Oracle Solaris Cluster HA for Oracle を使用している場合は、Oracle Solaris Cluster データサービス (Oracle Database 用) の HA for Oracle Database の登録と構成を参照してください。
データサービスリソースを管理するためのコマンドを使用する方法の詳細は、データサービスリソースの管理を参照してください。
次の表に、clsetup ユーティリティーと Oracle Solaris Cluster Manager がデータサービスリソースを管理するために実行できるタスクの要約を示します。これらのタスクの詳細、およびコマンド行を使用して関連する手順を完了する方法の詳細は、データサービスリソースの管理を参照してください。
|