リソースは、リソースタイプのインスタンス化です。RGM でリソースを管理するには、リソースグループにリソースを追加しておく必要があります。このセクションでは、次の 3 つのリソースタイプについて説明します。
論理ホスト名リソース
共有アドレスリソース
データサービス (アプリケーション) リソース
Oracle Solaris Cluster には、リソースグループにリソースを追加するための次のツールが用意されています。
Oracle Solaris Cluster Manager ブラウザインタフェース。Oracle Solaris Cluster Manager ログイン手順については、Oracle Solaris Cluster 4.3 システム管理 の Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。
clsetup ユーティリティー。詳細は、clsetup(1CL) のマニュアルページを参照してください。
Oracle Solaris Cluster の保守コマンド。
clsetup ユーティリティーのウィザードを使用するか、または Oracle Solaris Cluster の保守コマンドを使用すると、リソースグループに論理ホスト名リソースを追加できます。
Oracle Solaris Cluster Manager を使用して、論理ホスト名リソースとそれを含むリソースグループを 1 回の操作で作成することもできます。
Oracle Solaris Cluster Manager および clsetup ユーティリティーでは、対話形式でリソースグループにリソースを追加できます。これらのリソースを対話形式で構成すると、コマンドの構文エラーや省略から生じる構成エラーの可能性が低減されます。clsetup ユーティリティーおよび Oracle Solaris Cluster Manager では、必要なすべてのリソースが作成され、リソース間で必要なすべての依存関係が設定されることが保証されます。
論理ホスト名リソースと共有アドレスリソースは、常にフェイルオーバーリソースグループ内に構成します。フェイルオーバーデータサービスのためのデータサービスリソースをフェイルオーバーリソースグループ内に構成します。フェイルオーバーリソースグループには、論理ホスト名リソースと、データサービス用のアプリケーションリソースの両方が含まれています。スケーラブルリソースグループには、スケーラブルサービス用のアプリケーションリソースのみが含まれています。スケーラブルサービスが依存する共有アドレスリソースは、個別のフェイルオーバーリソースグループ内に存在する必要があります。データサービスをクラスタノード間で有効にするには、スケーラブルアプリケーションリソースと共有アドレスリソースの間の依存関係を指定する必要があります。
リソースの詳細は、Oracle Solaris Cluster 4.3 Concepts Guideおよび Oracle Solaris Cluster データサービスの計画を参照してください。