ssctuner プロパティーの変更と機能の無効化 - Oracle® SuperCluster M7 シリーズ管理ガイド

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`ssctuner` プロパティーの変更と機能の無効化

注意 - Oracle サポートの許可なしにこの手順を実行しないでください。プロパティーの変更や ssctuner 機能の無効化によって予期しない結果が発生することがあります。

特定の ssctuner プロパティーやディスクまたはメモリー使用量の警告レベルの変更は、一部の環境では役立つ場合があります。

ssctuner プロパティーを一覧表示して、変更するプロパティーを特定します。

# svccfg -s ssctuner listprop 'ssctuner_vars/*'
ssctuner_vars/CRIT_THREADS_FIX          boolean     true
ssctuner_vars/CRIT_THREADS_NONEXA       boolean     false
ssctuner_vars/DISK_SPACE_CHECK          boolean     true
ssctuner_vars/DISK_USAGE_CRIT           integer     90
ssctuner_vars/DISK_USAGE_WARN           integer     85
ssctuner_vars/DISM_CHECK                boolean     true
ssctuner_vars/EMAIL_ADDRESS             astring     root@localhost
ssctuner_vars/EMAIL_MESSAGES            boolean     true
ssctuner_vars/FORCELOAD_VDC             boolean     false
ssctuner_vars/INTRD_DISABLE             boolean     true
ssctuner_vars/ISCSI_TUNE                boolean     true
ssctuner_vars/MAJOR_INTERVAL            integer     120
ssctuner_vars/MEM_USAGE_CRIT            integer     97
ssctuner_vars/MEM_USAGE_WARN            integer     94
ssctuner_vars/MINOR_INTERVAL            integer     2
ssctuner_vars/NDD_TUNE                  boolean     true
ssctuner_vars/NFS_CHECK                 boolean     true
ssctuner_vars/NFS_EXCLUDE               astring
ssctuner_vars/NFS_INCLUDE               astring
ssctuner_vars/NTPCONF_TUNE              boolean     true
ssctuner_vars/POWERADM_DISABLE          boolean     true
ssctuner_vars/SDCONF_TUNE               boolean     true
ssctuner_vars/SERD_THRESHOLD_TUNE       boolean     true
ssctuner_vars/SSDCONF_TUNE              boolean     true
ssctuner_vars/SYSLOG_DUP_SUPPRESS_HOURS integer     8
ssctuner_vars/SYSTEM_TUNE               boolean     true
ssctuner_vars/ZPOOL_FIX                 boolean     true
ssctuner_vars/ZPOOL_NAME_CUST           astring

svccfg コマンドを使用してプロパティー設定を変更します。
変更が必要と思われるプロパティーの例は次のとおりです。
- ディスク (/ およびゾーンルート) 使用率の警告レベルを 80% に変更します。
```
~# svccfg -s ssctuner setprop ssctuner_vars/DISK_USAGE_WARN=80
```
- アプリケーションドメインで Oracle データベースを実行する場合は、このプロパティーを true に設定すると、データベースドメインの場合と同様に、ssctuner でスレッドの優先順位を変更できます。デフォルトでは、この値は false です。
```
~# svccfg -s ssctuner setprop ssctuner_vars/CRIT_THREADS_NONEXA=true
```
- zpool のチェック、および SuperCluster インストーラによって生成されない vdisk zpool の修復を有効にします。
```
~# svccfg -s ssctuner setprop ssctuner_vars/ZPOOL_NAME_CUST=my_vdisk_pool
```
- 警告メカニズムから NFS マウントを除外します。
```
~# svccfg -s ssctuner setprop ssctuner_vars/NFS_EXCLUDE='mount_name_or_device'
```
- 警告メカニズムに NFS マウントを含めます (除外をオーバーライド)。
```
~# svccfg -s ssctuner setprop ssctuner_vars/NFS_INCLUDE='mount_name_or_device'
```
- すべての NFS マウント警告を無効にします (推奨しません)。
```
~# svccfg -s ssctuner setprop ssctuner_vars/NFS_CHECK=false
```
NFS_EXCLUDE、NFS_INCLUDE および ZPOOL_NAME_CUST プロパティーは単純な文字列である必要があり、単純な正規表現を使用できます。

正規表現に柔軟性を持たせる必要がある場合、表現に二重引用符を付けるときには特に注意します。また、再起動後に ssctuner サービスが戻り、SMF ログファイル内にエラーがないことを確認します。

SMF サービスを再起動して変更を有効にします。
```
# svcadm restart ssctuner
```

ssctuner サービスが有効であり、エラーメッセージが報告されていないことを確認します。
正しくない構文を使用してプロパティーを変更した場合、サービスは戻りません。このような場合は、修正する必要がある問題のプロパティーを特定します。
```
# grep -i parameter /var/svc/log/site-application-sysadmin-ssctuner:default.log
```
修正または変更を行なったあとに、Step 3 を繰り返します。

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