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Oracle® SuperCluster M7 シリーズ管理ガイド

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更新: 2015 年 12 月
 
 

クラスタレベルのセッションレプリケーション拡張機能を使用可能にする

あとで Web アプリケーションを配備する WebLogic クラスタ内の管理対象サーバーに対し、セッションレプリケーション拡張機能を使用可能にできます。


注 -  Coherence*Web を使用する場合、これらのセッションレプリケーション拡張機能は適用されません。dizzyworld.ear アプリケーションを使用する場合は、これらの手順をスキップします (Oracle Fusion Middleware Exalogic Enterprise の配備ガイドの、Oracle WebLogic Cluster へのサンプル Web アプリケーションの配備に関する第 8 章 (http://docs.oracle.com/cd/E18476_01/doc.220/e18479/deploy.htm) を参照)

Dept1_Cluster1 のセッションレプリケーション拡張機能を使用可能にするには、次の手順を実行します。

  1. Dept1_Cluster1 クラスタ内の管理対象サーバーが起動して実行中であることを確認します。

    Oracle® Fusion Middleware Exalogic Enterprise の配備ガイド (http://docs.oracle.com/cd/E18476_01/doc.220/e18479/create_domain.htm#BABEGAFB) の ComputeNode1 および ComputeNode2 の管理対象サーバーの起動に関するセクション 5.16 を参照してください。

  2. WLS1 などの管理対象サーバー用のレプリケーションポートを設定します。
    1. 「ドメイン構造」で、「環境」および「サーバー」をクリックします。

      「サーバーのサマリー」ページが表示されます。

    2. サーバーの一覧で「WLS1」をクリックします。

      「WLS1の設定」が表示されます。

    3. 「クラスタ」タブをクリックします。
    4. 「レプリケーション・ポート」フィールドで、複数のレプリケーションチャネルを構成するポートの範囲を入力します。

      たとえば、Dept_1_Cluster1 の管理対象サーバー用のレプリケーションチャネルは、7005 から 7015 までのポートで待機できます。この範囲のポートを指定するには、7005-7015 を入力します。

  3. クラスタ (たとえば、WLS1) の管理対象サーバーごとにカスタムのネットワークチャネルを作成します。
    1. Oracle WebLogic Server 管理コンソールにログインします。
    2. まだ実行していない場合は、チェンジセンターで「ロックして編集」をクリックします。
    3. コンソールの左ペインで「環境」を展開し、「サーバー」を選択します。

      「サーバーのサマリー」ページが表示されます。

    4. 「サーバー」表で、WLS1 管理対象サーバーインスタンスをクリックします。
    5. 「プロトコル」、「チャネル」の順に選択します。
    6. 「新規」をクリックします。
    7. 新しいネットワークチャネルの名前として「ReplicationChannel」を入力し、プロトコルとして「t3」を選択してから、「次へ」をクリックします。
    8. 次の情報を入力します。
      • 待機アドレス – 10.0.0.1


        注 -  この IP アドレスは、WLS1 に割り当てられた浮動 IP です。
      • 待機ポート – 7005

    9. 「次へ」をクリックし、「ネットワーク・チャネルのプロパティ」ページで「有効」と「アウトバウンドの有効化」を選択します。
    10. 「終了」をクリックします。
    11. 「ネットワーク・チャネル」表の下で、WLS1 管理対象サーバー用に作成したネットワークチャネル、「ReplicationChannel」を選択します。
    12. 「詳細」を展開し、「SDPプロトコルの有効化」を選択します。
    13. 「保存」をクリックします。
    14. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールの「チェンジ・センター」の「変更のアクティブ化」をクリックします。
    15. Dept1_Cluster1 クラスタ内の残りの管理対象サーバーのそれぞれにネットワークチャネルを作成するには、Step 3 を繰り返します。この表の説明に従って、必要なプロパティーを入力します。
      Dept1_Cluster1 内の管理対象サーバー
      名前
      プロトコル
      待機アドレス
      待機ポート
      その他のチャネルポート
      WLS2
      ReplicationChannel
      t3
      10.0.0.2
      7005
      7006 - 7014
      WLS3
      ReplicationChannel
      t3
      10.0.0.3
      7005
      7006 - 7014
      WLS4
      ReplicationChannel
      t3
      10.0.0.4
      7005
      7006 - 7014
      WLS5
      ReplicationChannel
      t3
      10.0.0.5
      7005
      7006 - 7014
      WLS6
      ReplicationChannel
      t3
      10.0.0.6
      7005
      7006 - 7014
      WLS7
      ReplicationChannel
      t3
      10.0.0.7
      7005
      7006 - 7014
      WLS8
      ReplicationChannel
      t3
      10.0.0.8
      7005
      7006 - 7014
  4. クラスタ内の各管理対象サーバーのネットワークチャネルを作成したあと、「環境」 -> 「クラスタ」をクリックします。

    「クラスタのサマリー」ページが表示されます。

  5. Dept1_Cluster1」をクリックします。

    これは、あとで Web アプリケーションを配備するサンプルのクラスタです。

    Dept1_Cluster1 の設定」ページが表示されます。

  6. 「レプリケーション」タブをクリックします。
  7. 「レプリケーション・チャネル」フィールドで、レプリケーショントラフィックに使用されるチャネルの名前として「Replication Channel」が設定されていることを確認します。
  8. 「詳細」セクションで、「レプリケーションの一方向RMIの有効化」オプションを選択し、「保存」をクリックします。
  9. 変更を有効にして、管理対象サーバーを再起動します。
  10. 次のようにテキストエディタを使用して、base_domain の bin ディレクトリにある startWebLogic.sh スクリプトにシステムプロパティー「-Djava.net.preferIPv4Stack=true」を手動で追加します。
    1. startWebLogic.sh スクリプト内で次の行を見つけます。

      . ${DOMAIN_HOME}/bin/setDomainEnv.sh $*

    2. 前述のエントリの直後に次のプロパティーを追加します。

      JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} -Djava.net.preferIPv4Stack=true"

    3. ファイルを保存して閉じます。
  11. すべての管理対象サーバーを再起動します。
    1. 管理コンソールで、「環境」 -> 「サーバー」をクリックします。

      「サーバーのサマリー」ページが表示されます。

    2. 「WLS1」をクリックして、WLS1 などの管理対象サーバーを選択します。

      「WLS1 の設定」ページが表示されます。

    3. 「制御」タブをクリックします。「サーバー・ステータス」表で「WLS1」を選択します。「起動」をクリックします。
    4. WebLogic クラスタ内の管理対象サーバーのそれぞれで、Step 11 を繰り返します。
  12. 次のいずれかの方法で複数の待機ポートが開いていることを確認します。
    • netstat -na コマンドを入力します。
    • 管理対象サーバーのログを確認します。

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