クラスタレベルのセッションレプリケーション拡張機能を使用可能にする
あとで Web アプリケーションを配備する WebLogic クラスタ内の管理対象サーバーに対し、セッションレプリケーション拡張機能を使用可能にできます。
Dept1_Cluster1 のセッションレプリケーション拡張機能を使用可能にするには、次の手順を実行します。
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Dept1_Cluster1 クラスタ内の管理対象サーバーが起動して実行中であることを確認します。
Oracle® Fusion Middleware Exalogic Enterprise の配備ガイド (http://docs.oracle.com/cd/E18476_01/doc.220/e18479/create_domain.htm#BABEGAFB) の ComputeNode1 および ComputeNode2 の管理対象サーバーの起動に関するセクション 5.16 を参照してください。
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WLS1 などの管理対象サーバー用のレプリケーションポートを設定します。
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「ドメイン構造」で、「環境」および「サーバー」をクリックします。
「サーバーのサマリー」ページが表示されます。
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サーバーの一覧で「WLS1」をクリックします。
「WLS1の設定」が表示されます。
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「クラスタ」タブをクリックします。
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「レプリケーション・ポート」フィールドで、複数のレプリケーションチャネルを構成するポートの範囲を入力します。
たとえば、Dept_1_Cluster1 の管理対象サーバー用のレプリケーションチャネルは、7005 から 7015 までのポートで待機できます。この範囲のポートを指定するには、7005-7015 を入力します。
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クラスタ (たとえば、WLS1) の管理対象サーバーごとにカスタムのネットワークチャネルを作成します。
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Oracle WebLogic Server 管理コンソールにログインします。
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まだ実行していない場合は、チェンジセンターで「ロックして編集」をクリックします。
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コンソールの左ペインで「環境」を展開し、「サーバー」を選択します。
「サーバーのサマリー」ページが表示されます。
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「サーバー」表で、WLS1 管理対象サーバーインスタンスをクリックします。
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「プロトコル」、「チャネル」の順に選択します。
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「新規」をクリックします。
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新しいネットワークチャネルの名前として「ReplicationChannel」を入力し、プロトコルとして「t3」を選択してから、「次へ」をクリックします。
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次の情報を入力します。
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「次へ」をクリックし、「ネットワーク・チャネルのプロパティ」ページで「有効」と「アウトバウンドの有効化」を選択します。
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「終了」をクリックします。
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「ネットワーク・チャネル」表の下で、WLS1 管理対象サーバー用に作成したネットワークチャネル、「ReplicationChannel」を選択します。
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「詳細」を展開し、「SDPプロトコルの有効化」を選択します。
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「保存」をクリックします。
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これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールの「チェンジ・センター」の「変更のアクティブ化」をクリックします。
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Dept1_Cluster1 クラスタ内の残りの管理対象サーバーのそれぞれにネットワークチャネルを作成するには、Step 3 を繰り返します。この表の説明に従って、必要なプロパティーを入力します。
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WLS2
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ReplicationChannel
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t3
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10.0.0.2
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7005
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7006 - 7014
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WLS3
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ReplicationChannel
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t3
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10.0.0.3
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7005
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7006 - 7014
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WLS4
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ReplicationChannel
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t3
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10.0.0.4
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7005
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7006 - 7014
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WLS5
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ReplicationChannel
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t3
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10.0.0.5
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7005
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7006 - 7014
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WLS6
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ReplicationChannel
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t3
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10.0.0.6
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7005
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7006 - 7014
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WLS7
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ReplicationChannel
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t3
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10.0.0.7
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7005
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7006 - 7014
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WLS8
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ReplicationChannel
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t3
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10.0.0.8
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7005
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7006 - 7014
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クラスタ内の各管理対象サーバーのネットワークチャネルを作成したあと、「環境」 -> 「クラスタ」をクリックします。
「クラスタのサマリー」ページが表示されます。
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「Dept1_Cluster1」をクリックします。
これは、あとで Web アプリケーションを配備するサンプルのクラスタです。
「Dept1_Cluster1 の設定」ページが表示されます。
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「レプリケーション」タブをクリックします。
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「レプリケーション・チャネル」フィールドで、レプリケーショントラフィックに使用されるチャネルの名前として「Replication Channel」が設定されていることを確認します。
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「詳細」セクションで、「レプリケーションの一方向RMIの有効化」オプションを選択し、「保存」をクリックします。
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変更を有効にして、管理対象サーバーを再起動します。
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次のようにテキストエディタを使用して、base_domain の bin ディレクトリにある startWebLogic.sh スクリプトにシステムプロパティー「-Djava.net.preferIPv4Stack=true」を手動で追加します。
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startWebLogic.sh スクリプト内で次の行を見つけます。
. ${DOMAIN_HOME}/bin/setDomainEnv.sh $*
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前述のエントリの直後に次のプロパティーを追加します。
JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} -Djava.net.preferIPv4Stack=true"
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ファイルを保存して閉じます。
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すべての管理対象サーバーを再起動します。
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管理コンソールで、「環境」 -> 「サーバー」をクリックします。
「サーバーのサマリー」ページが表示されます。
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「WLS1」をクリックして、WLS1 などの管理対象サーバーを選択します。
「WLS1 の設定」ページが表示されます。
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「制御」タブをクリックします。「サーバー・ステータス」表で「WLS1」を選択します。「起動」をクリックします。
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WebLogic クラスタ内の管理対象サーバーのそれぞれで、Step 11 を繰り返します。
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次のいずれかの方法で複数の待機ポートが開いていることを確認します。
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netstat -na コマンドを入力します。
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管理対象サーバーのログを確認します。