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Oracle® SuperCluster M7 シリーズ管理ガイド

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更新: 2015 年 12 月
 
 

ASR の概要

自動サービスリクエスト (ASR) は、特定の SuperCluster M7 ハードウェア障害が発生した場合に自動的にサービスリクエストを開始するように設計されています。この機能を有効にするには、ハードウェア障害の遠隔測定データを ASR Manager ソフトウェアに送信するように SuperCluster M7 のコンポーネントを構成する必要があります。ASR Manager は、SuperCluster M7 に接続されたサーバーにインストールする必要があります。このサーバーには、HTTPS を使用したアウトバウンドのインターネット接続 (HTTPS プロキシ) も必要です。

ハードウェアの問題が検出されると、ASR Manager から Oracle サポートサービスにサービスリクエストが送信されます。多くの場合、データベース管理者やシステム管理者が問題の発生に気が付いたときには、すでに Oracle サポートサービスで問題の解決が進められています。

ASR を使用する前に、次の情報を設定します。

  • Oracle Premier Support for Systems または Oracle/Sun 限定保証

  • SuperCluster M7 の技術担当者

  • SuperCluster M7 の部品の有効な送付先

サービスリクエストが作成されたことを通知する電子メールメッセージは、My Oracle Support (MOS) の自動サービスリクエスト用の電子メールアカウントと、アクティブになっているアセットの技術担当者の両方に送信されます。


注 -  加入者が設定されていない場合、この後の 自動サービスリクエスト のアクティブ化は失敗します。

ASR を使用するときは、次の点に注意してください。

  • ASR はコンポーネントの障害にのみ適用されます。すべてのコンポーネントの障害に対応しているわけではありませんが、ほとんどの一般的なコンポーネント (ディスク、ファン、電源装置など) に対応しています。詳細は、次を参照してください。

    http://www.oracle.com/asr

    このページの「Documentation」リンクをクリックし、ページの下部にある「ASR Fault Coverage Information」セクションを参照してください。

  • ASR は、データセンター内のほかのモニターメカニズム (SMTP や SNMP アラートなど) に代わるものではありません。交換用ハードウェアをすばやく簡単に送付するための補完的なメカニズムです。優先度の高いシステムの停止時間のイベントには、ASR は使用しないでください。優先度の高いイベントについては、Oracle サポートサービスに直接お問い合わせください。

  • 状況によっては、サービスリクエストが自動的に提出されないことがあります。このような状況としては、SNMP プロトコルの信頼性が低い場合や、ASR Manager への接続が切断された場合などがあります。システムの障害について継続的にモニターして、サービスリクエストが自動的に提出されたことを示す通知が送られてこない場合は、Oracle サポートサービスに問い合わせることをお勧めします。


ヒント  -  ASR の詳細は、Oracle Auto Service Request の Web ページ (http://www.oracle.com/asr) を参照してください。