ssctuner ユーティリティーは、SuperCluster Oracle Solaris 10 および Oracle Solaris 11 の大域ゾーンで実行される、Perl および Korn シェルスクリプトと構成ファイルから成る小さなセットです。ssctuner はデフォルトで、SuperCluster のインストール時にインストールおよび有効化されます。
このユーティリティーは SMF サービスとしてリアルタイムで実行し、ndd パラメータおよび次のファイルを含むさまざまなシステム構成パラメータをモニタリングしてチューニングします。
/etc/system
/kernel/drv/sd.conf
/kernel/drv/ssd.conf
/etc/inet/ntp.conf
また、このユーティリティーは、DISM または次善の NFS マウントオプションの使用などが発生していないか定期的にチェックします。
デフォルトで、このユーティリティーは 2 時間ごとに実行され、必要に応じてパラメータを変更します。
またこのユーティリティーは 2 分ごとに、機能低下状態にあった仮想ディスクデバイスのうち、オンラインに戻ったものが存在するかどうかのチェックも行い、存在する場合はその zpool をクリアします。
適切なベンチマークを開始してから、ssctuner を再起動してコンプライアンス評価を構成する ssctuner_vars/COMPLIANCE_RUN と呼ばれる ssctuner SMF 変数があります。デフォルトでは、この変数が none に設定されています。セキュリティーを保つために、この機能を有効にする必要があります (Configure ssctuner to Run compliance(1M) Benchmarksを参照)。