Oracle® Solaris 11.2 での sendmail サービスの管理

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

sendmail の version 8.13 での変更点

sendmail のこのバージョンは多くの新機能を提供しますが、–FallBackSmartHost オプションがもっとも重要な追加機能です。このオプションにより、main.cf ファイルおよび subsidiary.cf ファイルを使用する必要がなくなります。main.cf ファイルは、MX レコードをサポートする環境で使用されていました。subsidiary.cf ファイルは、完全に動作する DNS がない環境で使用されていました。そのような環境では、スマートホストが MX レコードの代わりに使用されていました。–FallBackSmartHost オプションは、統一された構成を提供します。このオプションは、すべての環境でもっとも優先順位の低い MX レコードのように動作します。このオプションは、有効である場合、メールが確実にクライアントに配信されるように、失敗した MX レコードのバックアップ (フェイルオーバー) として担う接続が保たれた (スマート) ホストを提供します。

また、Transport Layer Security (TLS) を使用して SMTP を実行できます。次に説明します。