Oracle® Solaris 11.2 での sendmail サービスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

sendmail の version 8.12 から追加されたまたは非推奨のコマンド行オプション

次の表では、sendmail の追加されたコマンド行オプションまたは非推奨のコマンド行オプションについて説明します。コマンド行のほかのオプションについては、sendmail(1M) のマニュアルページを参照してください。

表 3-17  sendmail の version 8.12 から追加されたまたは非推奨のコマンド行オプション
オプション
説明
–Ac
オペレーションモードが初期メール配信を示していない場合でも、構成ファイル submit.cf を使用することを示します。submit.cf についての詳細は、sendmail の version 8.12 からの submit.cf 構成ファイルを参照してください。
–Am
オペレーションモードが初期メール配信を示している場合でも、構成ファイル sendmail.cf を使用することを示します。詳細は、sendmail の version 8.12 からの submit.cf 構成ファイルを参照してください。
–bP
各キューのエントリ数を出力します。
–G
コマンド行から送信されたメッセージが、初期送信のためでなく、中継のためであることを示します。アドレスが絶対パスではない場合は、メッセージは拒否されます。正規化は実行されません。ftp://ftp.sendmail.orgftp://ftp.sendmail.orgsendmail とともに配布しているリリースノートで説明しているように、将来のリリースでは、不適切な形式のメッセージが拒否される可能性があります。
–L tag
指定された syslog メッセージに使用する識別子を タグ (tag) に設定します。
– q[!]I substring
受信者にこの部分文字列 (substring) を含むジョブだけを処理します。オプションに ! を追加すると、受信者にこの部分文字列 (substring) を含まないジョブだけを処理します。
– q[!]R substring
キュー ID にこの部分文字列 (substring) を含むジョブだけを処理します。オプションに ! を追加すると、キュー ID にこの部分文字列 (substring) を含まないジョブだけを処理します。
– q[!]S substring
送信者にこの部分文字列 (substring) を含むジョブだけを処理します。オプションに ! を追加すると、送信者にこの部分文字列 (substring) を含まないジョブだけを処理します。
–qf
キューにあるメッセージをシステムコール fork を使用しないで一度処理し、フォアグラウンドでプロセスを実行します。fork(2) のマニュアルページを参照してください。
–qGname
name で指定するキューグループにあるメッセージだけを処理します。
–qptime
各キュー用にフォークされた子プロセスを使用して、キューに保存されているメッセージを指定した間隔で処理します。次にキューが実行されるまでの間、その子プロセスはスリープしています。この新しいオプションは、定期的に子をフォークしてキューを処理する –qtime に似ています。
–U
ftp://ftp.sendmail.orgftp://ftp.sendmail.orgsendmail とともに配布しているリリースノートで説明されているように、version 8.12 以降このオプションは使用できません。メールユーザーエージェントでは –G 引数を使用するようにしてください。