Oracle® Solaris 11.2 での sendmail サービスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

sendmail の version 8.13 で追加または改訂された構成ファイルオプション

次の表に、追加または改訂された構成ファイルオプションを示します。これらのオプションを宣言する場合は、次の構文のどれかを使用します。

O OptionName=argument          # for the configuration file
-O OptionName=argument         # for the command line
define(`m4Name',argument)     # for m4 configuration
表 3-15  sendmail の version 8.13 で使用可能な構成ファイルオプション
オプション
説明
–ConnectionRateWindowSize
m4 名 : –confCONNECTION_RATE_WINDOW_SIZE
引数: number
デフォルト値: 60
受信接続を維持する秒数を設定します。
–FallBackSmartHost
m4 名 : –confFALLBACK_SMARTHOST
引数: hostname
このオプションは、メールが確実にクライアントに配信されるように、失敗した MX レコードのバックアップ (フェイルオーバー) として担う接続が保たれたホストを提供します。
–InputMailFilters
m4 名 : –confINPUT_MAIL_FILTERS
引数 : filename
sendmail デーモンの入力メールフィルタを示します。
–PidFile
m4 名 : –confPID_FILE
引数 : filename
デフォルト値: /system/volatile/sendmail.pid
今までのリリースのように、ファイルを開く前に、そのファイル名がマクロで展開されます。さらに、version 8.13 では、sendmail の終了時にファイルへのリンクが削除されます (unlinked)。
–QueueSortOrder
m4 名 : –confQUEUE_SORT_ORDER
追加された引数: none
version 8.13 では、ソート順序を指定しない場合に none を使用します。
–RejectLogInterval
m4 名 : –confREJECT_LOG_INTERVAL
引数: period-of-time
デフォルト値 : 3h (3 時間)
指定した period-of-time においてデーモン接続が拒否された場合、その情報が記録されます。
–SuperSafe
m4 名 : –confSAFE_QUEUE
短い名前: –s
追加された引数: postmilter
デフォルト値: true
postmilter が設定されている場合、sendmail は、すべての milters がメッセージの受付の信号を送るまで、キューファイルとの同期を延期します。この引数を有効にするには、sendmail が SMTP サーバーとして実行される必要があります。それ以外の場合、postmiltertrue 引数を使用しているように動作します。