Oracle® Solaris 11.2 での sendmail サービスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

sendmail の version 8.12 から追加定義されたマクロ

次の表では、sendmail プログラムで使用するために予約されている追加マクロについて説明しています。マクロの値は、内部で割り当てられています。詳細は、sendmail(1M) のマニュアルページを参照してください。

表 3-19  sendmail に追加定義されたマクロ
マクロ
説明
${addr_type}
現在のアドレスを、エンベロープの送信側または受信者アドレスと認定します。
${client_resolve}
${client_name} に対する解決呼び出しの結果、つまり OKFAILFORGED、または TEMP を保持します。
${deliveryMode}
DeliveryMode オプションの値ではなく、–sendmail が使用している現在のデリバリモードを指定します。
${dsn_notify}${dsn_envid}${dsn_ret}
対応する DSN パラメータ値を保持します。
${if_addr}
インタフェースがループバックネット上にない場合に、受信接続用インタフェースのアドレスを提供します。このマクロは、特に仮想ホスティングに便利です。
${if_addr_out}${if_name_out}${if_family_out}
${if_addr} の再利用を避けます。次の値を、それぞれ保持します。
送信接続用インタフェースのアドレス
送信接続用インタフェースのホスト名
送信接続用インタフェースのファミリ
${if_name}
受信接続用のインタフェースのホスト名を提供します。これは、特に仮想ホスティングに便利です。
${load_avg}
実行キューにあるジョブの現在の平均数を確認して報告します。
${msg_size}
ESMTP ダイアログにあるメッセージサイズの値 (SIZE=parameter) を保持してから、メッセージを収集します。その後、sendmail によって計算されたメッセージサイズを保持したマクロを check_compat で使用します。check_compat については、Table 3–23 を参照してください。
${nrcpts}
妥当性検証を行なった受信者の数を保持します。
${ntries}
配信を試みた回数を保持します。
${rcpt_mailer}${rcpt_host}${rcpt_addr}${mail_mailer}${mail_host}、および ${mail_addr}
引数 RCPT および MAIL の解析結果、つまりメール配信エージェント ($#mailer)、ホスト ($@host)、およびユーザー ($:addr) から解釈処理された RHS (Right-Hand Side) トリプレットを保持します。