Oracle® Solaris 11.2 での sendmail サービスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

sendmail のコンパイルに使用できるフラグと使用できないフラグ

sendmail のコンパイルには次のフラグが使用されます。構成にほかのフラグが必要な場合は、そのソースをダウンロードし、バイナリにコンパイルし直してください。このプロセスについては、http://www.sendmail.orghttp://www.sendmail.org を参照してください。

表 3-1  一般的な sendmail フラグ
フラグ
説明
SOLARIS=21000
Solaris 10 のサポート。
MILTER
メールフィルタ API のサポート。sendmail の version 8.13 では、このフラグはデフォルトで有効になっています。MILTER (sendmail のメールフィルタ API)を参照してください。
NETINET6
IPv6 のサポート。このフラグは、conf.h から Makefile に移動されました。
表 3-2  OS のフラグ
フラグ
説明
SUN_EXTENSIONS
_compat.o に含まれる拡張をサポートします。
SUN_INIT_DOMAIN
下位互換性を確保するために、NIS ドメイン名をサポートしてローカルホスト名を完全指定します。詳細は、http://www.sendmail.orghttp://www.sendmail.org のベンダー固有の情報を参照してください。
SUN_SIMPLIFIED_LDAP
Sun 固有の簡略化された LDAP API をサポートします。詳細は、http://www.sendmail.orghttp://www.sendmail.org のベンダー固有の情報を参照してください。
VENDOR_DEFAULT=VENDOR_SUN
Sun をデフォルトのベンダーに選択します。

次の表は、このバージョンの sendmail のコンパイルに使用されない一般的なフラグを示します。

表 3-3  このバージョンの sendmail で使用されない一般的なフラグ
フラグ
説明
SASL
Simple Authentication and Security Layer (RFC 2554)
STARTTLS
Transaction Level Security (RFC 2487)

sendmail のコンパイルに使用するフラグのリストを参照するには、次のコマンドを使用します。

% /usr/lib/sendmail -bt -d0.10 < /dev/null

注 - 上記のコマンドでは、Sun 固有のフラグは表示されません。