名前空間の入れ子のマウントポイント
マウントポイントがほかのファイルシステムのマウントポイントの下にあるファイルシステムを作成できます。このシナリオでは、親ファイルシステムは子ファイルシステムの前にマウントされ、またその逆も同様です。入れ子のマウントポイントを使用するときは、次の場合を考慮するようにしてください。
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マウントポイントが存在しない場合は、マウントポイントが作成され、root およびモード 0755 によって所有されます。状況によっては、ファイルシステムの名前変更、破棄、または移動が行われると、このマウントポイントが解除されることがあります。念のため、子ファイルシステムを作成する前に親のシェア内にマウントポイントを作成するようにしてください。
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親ディレクトリが読み取り専用で、マウントポイントが存在しない場合、ファイルシステムのマウントは失敗します。これはファイルシステムの作成時に同期的に発生することがありますが、継承されたマウントポイントを持つファイルシステムの名前変更など、大規模な変更を行うときに非同期的に発生することもあります。
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ファイルシステムの名前を変更したり、そのマウントポイントを変更したりすると、現在のマウントポイントの下にあるすべての子マウントポイントと新しいマウントポイント (異なる場合) がアンマウントされ、変更の適用後に再マウントされます。これにより、現在そのシェアにアクセスしているデータサービスがすべて中断します。
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入れ子のマウントポイントの自動トラバースをサポートするかどうかは、下記で説明するように、プロトコルによって決まります。