キャッシュデバイスの使用状況
シェアにキャッシュデバイスを使用するかどうかを制御します。デフォルトでは、すべてのデータセットがシステム上の任意のキャッシュデバイスを使用します。キャッシュデバイスはストレージプールの一部として構成され、もう 1 段のキャッシュを提供して、より高速な階層型アクセスを実現します。キャッシュデバイスの詳細は、Chapter 5, ストレージ構成のセクションを参照してください。このプロパティーは、ストレージプールに現在キャッシュデバイスが構成されているかどうかには依存しません。たとえば、キャッシュデバイスが存在しない場合でも、このプロパティーを「all」に設定できます。あとでそのようなデバイスが追加されると、シェアは向上したパフォーマンスを自動的に利用します。プライマリ (DRAM) キャッシュの使用は、このプロパティーに影響されません。
|
|
|
すべてのデータとメタデータ
|
all
|
通常のファイルまたは LUN データ、およびメタデータをすべてキャッシュします。
|
メタデータのみ
|
metadata
|
メタデータだけをキャッシュデバイスに保持します。これを使用すると、ディレクトリ構造をすばやくたどることができますが、ファイルの内容を取得するには、データデバイスからの読み取りが必要になることがあります。
|
キャッシュデバイスを使用しない
|
none
|
このシェアのデータはキャッシュデバイスにキャッシュされません。データはプライマリキャッシュにキャッシュされるか、データデバイスに保存されるだけです。
|
|