BUI を使用した定期スナップショット
手動スナップショットに加え、次の表に従って自動スナップショットを構成することもできます。これらのスナップショットには「.auto-<タイムスタンプ>」という名前が付けられ、30 分ごと、毎時、毎日、毎週、または毎月のスケジュールで実行できます。スケジュールは、間隔と保持ポリシーから成るリストです。
時間は、ローカル (クライアントブラウザ) のタイムゾーンで表示されます。ただし、時間は UTC 形式で保存および実行され、サマータイムなどの慣習は考慮されません。たとえば、PST 午前 10 時 (UTC-8) にスケジュールされたスナップショットは、UTC 18:00 に保存および実行されます。
自動スナップショットは、プロジェクトまたはシェアのどちらか一方だけに設定できます。それ以外の場合、スケジュールや保持ポリシーの重複によって、両方のスケジュールを保証することは不可能になります。間隔を削除した場合やその保持ポリシーを変更した場合、新しいスケジュールに当てはまらない自動スナップショットはすべて、ただちに破棄されます。クローンが存在する自動スナップショットは無視されます。
以前のバージョンのソフトウェアでは、1 分ごとの自動スナップショットも可能でした。これは通常はあまり役に立たず、システムに過剰な負荷をかけることが判明しました。ユーザーがシステムに過剰な負荷をかけることを防ぐため、この機能は 2010.Q3 リリースで削除されました。現在は、スナップショットは 30 分以上の間隔でのみ指定できます。ソフトウェアをロールバックした場合、既存の 1 分ごとのスナップショットは保持され、古いインスタンスは既存のスケジュールに従って期限切れになりますが、新しいスナップショットが作成されることはありません。この間隔が指定されたシェアまたはプロジェクトが見つかった場合は、警告が通知されます。
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新しい間隔を追加するには、「スケジュール」タブを表示して
アイコンをクリックします。各間隔には次のプロパティーがあります。
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頻度
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「30 分」、「時間」、「日」、「週」、「月」のいずれか。これは、スナップショットを作成する頻度を指定します。
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オフセット
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これは、頻度の中のオフセットを指定します。たとえば、1 時間ごとにスナップショットを作成するように選択した場合、正時からのオフセットを分単位で明示的に指定できます。日次スナップショットの場合は、オフセットを時間と分で指定でき、週次および月次スナップショットの場合は、オフセットを日、時間、および分で指定できます。
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最大保持時間
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スナップショットの保持ポリシーを制御します。自動スナップショットは、無期限に保持することも (ただし、30 分ごとおよび毎時のスナップショットには、それぞれ 48 と 24 の上限がある)、特定の数に制限することもできます。この制限により、その間隔の自動スナップショットは、保持ポリシーよりも古くなると削除されます。この制限は、実際には絶対数ではなく、作成時間によって強制されます。したがって、毎時のスナップショットを設定している場合は、ZFSSA が 1 日停止したあとで復旧すると、毎時のスナップショットはすべて削除されます。複数の間隔に該当するスナップショットは、どの間隔でも保持するように指定されていない場合にかぎり、破棄されます。
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