前のセクションで示した pkg freeze コマンドを使用するのと同じように、独自のカスタム incorporation パッケージを使用して、必要な制約を指定することができます。incorporation パッケージと、Oracle Solaris でのその使用についての詳細は、incorporation パッケージを参照してください。
incorporation パッケージを作成し、ローカルの IPS パッケージリポジトリまたはパッケージアーカイブファイルからパッケージをインストールします。制約を変更するには、カスタム incorporation パッケージを変更および再提供し、pkg update を使用して、新規 incorporation をインストールします。
カスタム incorporation を使用して、インストール可能なソフトウェアのバージョンを制御することにより、複数のパッケージリポジトリを維持しなくても、異なるマシン上でさまざまなバージョンの Oracle Solaris を容易に維持することができます。それぞれのイメージにより、異なるバージョンのカスタム更新制御 incorporation パッケージをインストールできます。それぞれのシステムで必要なすべてのソフトウェアバージョンを格納する同一のパッケージリポジトリが、すべてのシステムで共有されます。