Oracle Solaris には、いくつかのシステムインストールグループパッケージが用意されています。Oracle Solaris 11 GUI インストーラは solaris-desktop グループパッケージをインストールします。テキストインストーラおよび自動インストーラインストールのデフォルトの AI マニフェストは、solaris-large-server グループパッケージをインストールします。非大域ゾーン用のデフォルトのインストールマニフェストは、solaris-small-server グループパッケージをインストールします。solaris-minimal-server グループパッケージは、Oracle Solaris を実行するために必要な、サポートされる最小限のパッケージのセットをインストールします。
次のコマンドを使用して、各グループに含まれる一連のパッケージを表示できます。
$ pkg contents -Hro fmri -t depend -a type=group solaris-minimal-server network/ping service/network/ssh shell/tcsh shell/zsh system/network
-t オプションは、パッケージの depend アクションに一致します。-a オプションはタイプ group の depend アクションに一致します。-o オプションは、グループ depend アクションの fmri 属性のみを表示します。グループパッケージではファイルなどの内容は指定されないことを思い出してください。グループパッケージは、グループに含まれるほかのパッケージを指定します。グループパッケージの詳細については、グループパッケージを参照してください。
各パッケージのサマリーも表示するには、pkg list -s コマンドを使用します。
$ pkg list -Has `pkg contents -Hro fmri -t depend -a type=group solaris-minimal-server` network/ping Ping command service/network/ssh Secure Shell protocol server shell/tcsh Tenex C-shell (tcsh) shell/zsh Z Shell (zsh) system/network Core Network Infrastructure