次のコマンドは、更新によって実際にどのパッケージがインストールされるか (存在する場合) を示しています。-v オプションが指定されているため、このコマンドは、完全な FMRI (複数のバージョンを含む) の 627 のすべてのパッケージが更新され、3 つのパッケージが削除され、1 つの新しいパッケージがインストールされることを示しています。この例では、その出力のほとんどが省略され、entire パッケージのみが示されています。-n オプションが指定されているため、実際に更新は実行されません。-n オプションなしで更新を実行する前に、この出力を確認してください。
$ pkg update -nv Packages to remove: 3 Packages to install: 1 Packages to update: 627 Estimated space available: 48.43 GB Estimated space to be consumed: 3.14 GB Create boot environment: Yes Activate boot environment: Yes Create backup boot environment: No Rebuild boot archive: Yes Changed packages: solaris ... entire 0.5.11,5.11-0.175.0.10.0.5.0:20120803T182627Z -> 0.5.11,5.11-0.175.1.0.0.24.2:20120919T190135Z ...
前の例は、Oracle Solaris 11.1 の pkg:/entire incorporation パッケージがインストールされることを示しています。
それに応じて、entire incorporation によって制約されているすべてのインストール済みパッケージが更新されます。
パッケージ FMRI が指定されなかったため、entire incorporation によって制約されていないインストール済みパッケージもすべて更新されます。すべてのインストール済みパッケージが、システムの制約で許可された最新バージョンに更新されます。この制約は、インストール済みパッケージの依存関係およびパブリッシャーの構成によってシステムに課せられるものです。
更新されたインストール済みパッケージで新しい依存関係が指定されている場合は、インストール済みパッケージが削除され、新しいパッケージがインストールされる可能性があります。