Oracle® Solaris 11.2 デスクトップユーザーズガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

「サウンド」設定ツール

「サウンド」設定ツールでは、サウンド入力および出力のデバイスや音量を制御できます。特定のイベントが発生したときにどのサウンドが再生されるかを指定することもできます。

「サウンド」設定ツールを表示するには、「システム」 -> 「設定」 -> 「サウンド」を選択します。

次の機能領域の設定をカスタマイズできます。

  • 再生

  • 録音

  • サウンドテーマ

ほとんどのコンピュータには、サウンドの録音と再生の両方を制御するオーディオデバイスが 1 つだけ含まれています。コンピュータに複数のオーディオデバイスがある場合は、ウィンドウ上部の「デバイス」ドロップダウンリストを使用することでそれらを切り替えることができます。

再生の設定

サウンド出力の設定を行うには、「再生」タブを使用します。次の表に、変更可能な録音設定の一覧を示します。

表 10-13  再生の設定
ダイアログ要素
説明
音量
全体的な出力音量を制御します。
スライダのリンクボタン
すべてのスライダを同じ値に設定し、どれか 1 つのスライダが動いたときにそれらを一緒に動かします。
「ミュート」ボタン
現在の音量レベルを変えずに、すべてのサウンドを一時的に抑制します。

注 - スピーカアイコン (パネルの通知領域に表示) を使って出力音量を制御することもできます。

コンピュータのサウンドカードや接続されているデバイスによっては、サウンド出力を制御できるほかのスライダ、チェックボックス、またはリストが「再生」タブに表示されることもあります。「設定」ボタンをクリックすることで、どのコントロールをタブに表示するかを選択できます。

録音設定

サウンド入力の設定を行うには、「録音」タブを使用します。次の表に、変更可能な録音設定の一覧を示します。

表 10-14  録音設定
ダイアログ要素
説明
録音
サウンド入力レベルを制御します。
ゲイン
録音入力に適用される増幅量を制御します。
スライダのリンクボタン
すべてのスライダを同じ値に設定し、どれか 1 つのスライダが動いたときにそれらを一緒に動かします。
「ミュート」ボタン
現在の入力レベルを変えずに、すべての入力を一時的に抑制します。

コンピュータのサウンドカードや接続されているデバイスによっては、サウンド入力の制御を可能にするその他のスライダ、チェックボックス、またはリストが「録音」タブに表示されることもあります。「設定」ボタンをクリックすることで、どのコントロールをタブに表示するかを選択できます。

サウンドテーマ設定

サウンドテーマとは、ダイアログを開いたり、ボタンをクリックしたり、メニュー内の項目を選択したりなど、さまざまなイベントに関連付けられたサウンド効果の集まりのことです。もっとも重要なイベントサウンドの 1 つは、キーボード入力エラーを示すために再生されることの多いシステム警告サウンドです。サウンドテーマを選択したりベルサウンドを変更したりするには、「サウンド」設定ツールの「サウンドのテーマ」タブを使用します。

次の表に、変更可能なサウンド効果設定の一覧を示します。

表 10-15  サウンド効果設定
ダイアログ要素
説明
サウンドテーマ
サウンドテーマを決定します。
すべてのイベントサウンドをオフにするには、「なし」を選択します。
「警告音を選択してください」リスト
システムベル用のサウンドを決定します。
リスト要素を選択すると、サウンドが再生されます。
ウィンドウとボタンの音を鳴らす
ウィンドウ関連イベント (ダイアログやメニューの表示) やボタンクリックのサウンドを聞く必要がない場合は、このオプションの選択を解除します。

アプリケーションサウンド設定

個々のアプリケーションで再生されるサウンドの音量を制御するには、「アプリケーション」タブを使用します。現在サウンドを再生している各アプリケーションは、名前とアイコンで識別されます。