Oracle® Solaris 11.2 デスクトップユーザーズガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

キーボードの使用

マウスで実行できるほとんどのタスクについて、キーボードを使用して同じタスクを実行できます。ショートカットキーを使用して、Oracle Solaris デスクトップの一般的なタスクを実行したり、パネルやウィンドウなどのインタフェース項目を操作したりできます。アプリケーションでショートカットキーを使用することもできます。ショートカットキーをカスタマイズするには、「キーボードショートカット」設定ツールを使用します。キーボードショートカットの構成の詳細は、Keyboard Shortcutsを参照してください。

キーボードアクセシビリティー機能を使用するように Oracle Solaris デスクトップ設定を変更することもできます。キーボードアクセシビリティー機能の詳細は、Accessibilityを参照してください。Oracle Solaris デスクトップで使用可能なキーボードナビゲーション機能の詳細は、Oracle Solaris 11 Desktop Accessibility Guide を参照してください。

この付録の内容は次のとおりです。

グローバルショートカットキー

グローバルショートカットキーでは、現在選択されているウィンドウまたはアプリケーションでのタスクではなく、デスクトップ関連のタスクを実行するためにキーボードを使用できます。次の表に、グローバルショートカットキーの一部を一覧表示します。

表 B-1  グローバルショートカットキー
ショートカットキー
機能
Alt+F1、Ctrl+Esc
「アプリケーション」メニューを開きます。
Alt+F2、Meta+R
「アプリケーションの実行」ダイアログボックスを表示します。アプリケーションを実行する方法の詳細は、Running Applicationsを参照してください。
Print Screen
デスクトップ全体のスクリーンショットを撮ります。スクリーンショットを撮る方法の詳細は、Taking Screenshotsを参照してください。
Alt+Print Screen
現在フォーカスのあるウィンドウのスクリーンショットを撮ります。
Ctrl+Alt+矢印キー
指定した方向にワークスペースを切り替えます。複数のワークスペース操作の詳細は、Workspaces Overviewを参照してください。
Ctrl+Alt+D
すべてのウィンドウを最小化し、デスクトップにフォーカスを与えます。
Alt+Tab
ウィンドウ間を切り替えます。選択できるウィンドウのリストを表示します。キーを離すとウィンドウが選択されます。Shift キーを押すと、ウィンドウを逆順に切り替えることができます。
Alt+Esc
ウィンドウ間を切り替えます。キーを離すとウィンドウが選択されます。Shift キーを使用すると、ウィンドウが逆順に切り替わります。
Ctrl+Alt+Tab
フォーカスをパネルとデスクトップの間で切り替えます。選択できる項目のリストを表示します。キーを離すと項目が選択されます。Shift キーを押すと、項目を逆順に切り替えることができます。

ウィンドウショートカットキー

ウィンドウショートカットキーでは、現在フォーカスのあるウィンドウでタスクを実行するためにキーボードを使用できます。次の表に、ウィンドウショートカットキーの一部を一覧表示します。

表 B-2  ウィンドウショートカットキー
ショートカットキー
機能
Alt+Tab
ウィンドウ間を切り替えます。選択できるウィンドウのリストを表示します。キーを離すとウィンドウが選択されます。Shift キーを押すと、ウィンドウを逆順に切り替えることができます。
Alt+Esc
ウィンドウ間を切り替えます。キーを離すとウィンドウが選択されます。Shift キーを使用すると、ウィンドウが逆順に切り替わります。
Alt+F4
現在フォーカスのあるウィンドウを閉じます。
Alt+F5
現在のウィンドウが最大化されている場合は最小化します。
Alt+F7
現在フォーカスのあるウィンドウを移動します。このショートカットを押したあとで、マウスまたは矢印キーを使用してウィンドウを移動できます。操作を完了するには、マウスをクリックするか、またはキーボードの任意のキーを押します。
Alt+F8
現在フォーカスのあるウィンドウをサイズ変更します。このショートカットを使用すると、マウスまたは矢印キーを使用してウィンドウをサイズ変更できます。操作を完了するには、マウスをクリックするか、またはキーボードの任意のキーを押します。
Alt+F9
現在のウィンドウを最小化します。
Alt+F10
現在のウィンドウを最大化します。
Alt+スペースバー
現在選択されているウィンドウのメニューを開きます。ウィンドウメニューでは、最小化、ワークスペース間の移動、閉じるなど、ウィンドウでの操作を実行できます。
Shift+Ctrl+Alt+矢印キー
現在のウィンドウを指定した方向にある別のワークスペースに移動します。複数のワークスペース操作の詳細は、Workspaces Overviewを参照してください。

アプリケーションキー

アプリケーションショートカットキーでは、アプリケーションのタスクを実行できます。次の表に、アプリケーションショートカットキーの一部を一覧表示します。

表 B-3  アプリケーションショートカットキー
ショートカットキー
処理
Ctrl+N
新規のドキュメントまたはウィンドウを作成します。
Ctrl+X
選択したテキストまたは領域を切り取り、クリップボードに置きます。
Ctrl+C
選択したテキストまたは領域をクリップボードにコピーします。
Ctrl+V
クリップボードの内容を貼り付けます。
Ctrl+Z
直前の操作を取り消します。
Ctrl+S
現在のドキュメントをディスクに保存します。
F1
アプリケーションのオンラインヘルプドキュメントを読み込みます。

これらのショートカットキーに加えて、すべてのアプリケーションはユーザーインタフェースに関連付けられた一連のナビゲーションキーおよび操作をサポートします。これらのキーを使用すると、マウスで実行できる操作を実行できます。次の表に、インタフェース制御キーの一部について説明します。

表 B-4  インタフェース制御キー
キー
処理
矢印キーまたは Tab
インタフェースのコントロール間、またはリストの項目間を移動します。
Return または スペースバー
選択項目を有効化または選択します。
F10
アプリケーションウィンドウでもっとも左にあるメニューを有効にします。
Shift+F10
選択項目のコンテキストメニューを有効にします。
Esc
メニュー項目を選択しないでメニューを閉じるか、またはドラッグ操作を取り消します。

アクセスキー

アクセスキーは、操作を実行するために使用できるメニューバー、メニュー、またはダイアログ内の下線付き文字です。

メニューを開くには、Alt キーを押したままアクセスキーを押します。メニューが表示されているときにメニュー項目を選択するために、メニュー項目のアクセスキーを押してもかまいません。

たとえば、ヘルプアプリケーションで新規ウィンドウを開くには、Alt+F を押して「ファイル」メニューを開き、次に N を押して「新しいウィンドウ」メニュー項目を有効にします。アクセスキーを使用して、ダイアログ内の要素にアクセスすることもできます。特定のダイアログ要素にアクセスするには、Alt キーを押したままアクセスキーを押します。