Oracle® Solaris 11.2 デスクトップユーザーズガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

デスクトップの共有

「デスクトップの共有」設定ツールでは、Oracle Solaris デスクトップセッションを複数のユーザーで共有したり、セッション共有設定を行なったりできます。

次の表に、設定可能なセッション共有設定の一覧を示します。これらの設定は、システムのセキュリティーに直接影響します。

表 10-5  セッション共有設定
ダイアログ要素
説明
他のユーザが自分のデスクトップを表示できる
リモートユーザーがセッションを表示することを許可します。リモートユーザーからのキーボード、ポインタ、およびクリップボードイベントはすべて無視されます。
他のユーザがデスクトップを操作できる
ほかのユーザーがリモート場所からセッションにアクセスして制御することを許可します。
セキュリティー
ユーザーがセッションを表示または制御しようとするときのセキュリティー方式を決定します。
  • このマシンへの接続を毎回確認する – ユーザーが自分のデスクトップに接続しようとするときに、確認ダイアログを表示します。自分が自分のデスクトップにリモート接続する場合は、このオプションの選択を解除します。

  • パスワードの入力を要求する – 自分のデスクトップにアクセスするリモートユーザーがパスワードを入力する必要があることを指定します。デスクトップにパスワードを設定する必要があります。

  • 他から接続できるように自動的にネットワークを構成する – ユーザーがインターネット経由で自分のデスクトップにアクセスすることを許可します。このオプションが選択されていない場合は、ユーザーはローカルネットワーク経由でのみデスクトップにアクセスできます。

通知領域
デスクトップパネルの通知領域に「リモートデスクトップ」アイコンをいつ表示するかを決定します。
  • 常にアイコンを表示する – デスクトップを共有できるときには常にアイコンを表示します (リモートユーザーが接続していない場合を含む)。

  • 誰かが接続した時にのみアイコンを表示する – リモートユーザーがデスクトップに接続しているときにのみ、アイコンを表示します。

  • アイコンを表示しない – アイコンを表示しません (1 人以上のリモートユーザーが接続しているときを含む)。