POST とは、サーバーの電源を投入するとき、またはリセットするときに実行する PROM ベースのテストをまとめたものです。POST は、サーバーの重要なハードウェアコンポーネントの基本的な完全性を確認します。
その他の Oracle ILOM プロパティーを設定して、POST 処理のその他のさまざまな面を制御することもできます。たとえば、POST を実行するイベント、POST が実行するテストのレベル、および POST で表示される診断情報の量を指定できます。これらのプロパティーは、POST を構成するで説明します。
POST で障害のあるコンポーネントが検出された場合、そのコンポーネントは自動的に無効になります。サーバーが動作可能であり、無効になったコンポーネントがなければ、POST のテストの完了後にサーバーがブートします。たとえば、POST で障害のあるプロセッサコアが検出された場合、そのコアは無効になり、POST のテストシーケンスの完了後、サーバーは残りのコアを使用してブートします。