SPARC T7-4 サーバーサービスマニュアル

ハードドライブを検証する

1. ハードドライブの交換または取り付けを稼働中のサーバーで行なったかどうかを確認します。
   • ハードドライブの交換または取り付けを稼働中のサーバーで行なった場合 (ハードドライブのホットサービスを実行した場合) は、それ以上のアクションは必要ありません。Oracle Solaris OS がハードドライブを自動構成します。
   • ハードドライブの交換または取り付けをサーバーが停止した状態で行なった場合は、引き続き以降の手順に従ってハードドライブを構成します。
2. OS がシャットダウンされていて、交換したドライブがブートデバイスでなかった場合は、OS をブートします。

   交換したドライブの特性によっては、サーバーをブートする前に管理タスクを実行してソフトウェアを再インストールする必要が生じることがあります。詳細は、Oracle Solaris OS の管理ドキュメントを参照してください。

3. Oracle Solaris プロンプトで cfgadm -al コマンドを入力して、未構成のドライブを含む、デバイスツリー内のすべてのドライブを一覧表示します。

   # cfgadm -al
   

   このコマンドは、取り付けたドライブを特定するのに役立ちます。次に例を示します。

   Ap_id                       Type         Receptacle   Occupant        Condition
   ...
   c2                          scsi-sas     connected    configured      unknown
   c2::w5000cca00a76d1f5,0     disk-path    connected    configured      unknown
   c3                          scsi-sas     connected    configured      unknown
   c3::sd2                     disk-path    connected    unconfigured    unknown
   c4                          scsi-sas     connected    configured      unknown
   c4::w5000cca00a59b0a9,0     disk-path    connected    configured      unknown
   ...
   

4. cfgadm -c configure コマンドを使用してドライブを構成します。

   次に例を示します。

   # cfgadm -c configure c2::w5000cca00a76d1f5,0
   

   c2::w5000cca00a76d1f5,0 を、構成するドライブ名に置き換えます。

5. 取り付けたドライブの青色の取り外し可能 LED が点灯しなくなったことを確認します。

   ハードドライブ LEDを参照してください。

6. Oracle Solaris プロンプトで cfgadm -al コマンドを入力して、未構成のドライブを含む、デバイスツリー内のすべてのドライブを一覧表示します。

   # cfgadm -al
   

   交換ドライブが構成済みとして一覧表示されます。次に例を示します。

   Ap_id                       Type         Receptacle   Occupant        Condition
   ...
   c2                          scsi-sas     connected    configured      unknown
   c2::w5000cca00a76d1f5,0     disk-path    connected    configured      unknown
   c3                          scsi-sas     connected    configured      unknown
   c3::w5000cca00a772bd1,0     disk-path    connected    configured      unknown
   c4                          scsi-sas     connected    configured      unknown
   c4::w5000cca00a59b0a9,0     disk-path    connected    configured      unknown
   ...
   

7. 検証結果に基づいて、次のいずれかのタスクを実行します。
   • これまでの手順でドライブを検証していなかった場合は、診断プロセスを参照してください。
   • ここまでの手順でそのドライブが正常に機能していることが示された場合は、ドライブの構成に必要なタスクを実行します。これらのタスクについては、Oracle Solaris OS の管理ドキュメントで説明されています。

   ドライブの詳細検証を行うには、Oracle VTS ソフトウェアを実行できます。詳細については、Oracle VTS のドキュメントを参照してください。

関連情報

• 障害のあるハードドライブを特定する

• ハードドライブを取り外す

• ハードドライブを取り付ける