Oracle System Assistant が起動しない場合やサーバーから使用不可の場合、あるいはサーバーにインストールされているか不明な場合、このセクションの手順を使って Oracle System Assistant のトラブルシューティングや検証、および機能の復元を行なってください。
このセクションには、次のタスクが含まれています。
Oracle System Assistant のトラブルシューティングや確認を行う際には、次の点を考慮してください。
Oracle System Assistant は各サポート対象サーバーにインストールされます。ただし、Oracle System Assistant のインストールを拒否することもできます。この拒否オプションが発生するのは、サーバーの注文処理中です。
Oracle System Assistant を起動するには、サーバーの起動中に F9 キーを押します。これを行うには、次のいずれかの方法を使用してサーバーのブートプロンプトを確認し、それに応答する必要があります。KVM が接続されたサーバーの近くでそれを手動で起動して操作することもできますし、リモートコンソールアプリケーションを使って Oracle ILOM からリモートでそれを起動して操作することもできます。
起動方法によらず、サーバーのブートが必要となります。サーバーを Oracle System Assistant にブートする必要があります。
Oracle System Assistant は組み込み USB ドライブにインストールされますが、このドライブは、サーバーのオペレーティングシステムにはストレージデバイスとして表示されます。このデバイスはファイルブラウザやコマンド行インタフェースで表示できるので、このデバイスに移動して Oracle System Assistant のファイルシステムを参照することができます。
Oracle System Assistant は物理デバイス上に存在しているため、サーバー内部にアクセスして USB ドライブが存在しているかチェックすることができます。
安全性およびセキュリティーの機能を使えば、USB ドライブを無効化してオフライン状態に移行させることができますが、この状態では、オペレーティングシステム、Oracle ILOM、または BIOS 設定ユーティリティーから表示もアクセスもできません。デバイスがこの無効状態になると Oracle System Assistant を起動できなくなりますが、これを有効化してオンライン状態に戻すには、サーバーの BIOS 設定ユーティリティーを使用する必要があります。
Oracle System Assistant が起動する場合、それはサーバーにインストールされており、BIOS 設定ユーティリティーで有効化されており、破壊されていません。
Oracle System Assistant が破壊された場合、サーバーに最初インストールされていたのであれば、Oracle System Assistant のイメージを復旧することができます。