Legacy ブートモードで iSCSI 仮想ドライブプロパティーを変更する (BIOS)

始める前に

• iSCSI 動作理論と iSCSI サーバーの設定手順を理解しておいてください。

• オペレーティングシステムのドキュメントを参照して、iSCSI ターゲットをクライアントでマウントできることを検証してください。

• サポート対象のオペレーティングシステムで実行している外部 iSCSI サーバーにアクセスできることを確認してください。

• サーバーは、UEFI ブートモードではなく Legacy ブートモードである必要があります。UEFI ブートモードのサーバーの場合は、UEFI ブートモードで iSCSI 仮想ドライブプロパティーを変更する (BIOS)を使用してください。

• iSCSI ターゲットパラメータを用意します。次の表に例を示します。

  項目 例 ターゲット名 iqn.1988-12.com.oracle:platform-target iSCSI イニシエータ名 iqn.1988-12.com.oracle:0010E02E458F 注 -  iSCSI では、イニシエータおよびターゲットの名前は iSCSI 修飾名 (iqn) 形式で指定する必要があります。 論理ユニット番号 LUN 0 iSCSI サーバーの IP アドレス 192.167.1.24 (IPv4) ポート番号 3260

1. BIOS 設定ユーティリティーにアクセスします。
   1. システムをブートします。

      ブートメッセージがコンソール画面をスクロールして表示されます。

   2. F2 キー (またはシリアル端末からは Ctrl + E) を連続して押します。

      BIOS 設定ユーティリティーのメイン画面が表示されます。

2. 「Advanced」を選択してから、「Legacy iSCSI」を選択します。

   「Launch Legacy iSCSI」ウィンドウが表示されます。

   
   
3. 「Launch Legacy iSCSI OpROM」を選択し、「Enable」を選択します。
4. F10 を押します。

   システムがブートします。POST メッセージが表示されます。

5. 次のメッセージが表示されたら、Ctrl+D を数回押して、iSCSI オプション ROM にアクセスします。
   

   「iSCSI Port Selection」画面が表示されます。次の図に例を示します。

   
   
6. iSCSI サーバーで構成されたネットワークアダプタの MAC アドレスを選択し、「P」と入力してその状態を「Boot:PRIMARY」に変更します。
7. Return を押して、iSCSI 構成用のネットワークアダプタの MAC アドレスを入力します。

   「iSCSI Port Configuration」ウィンドウが表示されます。

   
   
8. 「iSCSI Boot Configuration」を選択します。

   「iSCSI Boot Configuration」ウィンドウが表示されます。

   
   
9. 次の手順を実行します。
   1. 「Use dynamic IP Configuration (DHCP)」を選択または選択解除することによって、DHCP を使用する (または使用しない) ようにイニシエータを構成します。
   2. イニシエータ名は iSCSI 修飾名 (iqn) 形式で入力します。次に例を示します。

      iqn.1988-12.com.oracle:0010e02e458f

   3. イニシエータが DHCP を使用しない場合、ほかのネットワーク情報を入力します。

      イニシエータが DHCP を使用する場合は、これらの選択は利用できません。

   4. DHCP で iSCSI ターゲットパラメータを提供する場合は、「Use DHCP for iSCSI Target information」を選択します。

      これ以外の場合は、「Target IP」、「Target Port」、および「Boot LUN」に入力します。

   5. ターゲット名を iSCSI 修飾名 (iqn) 形式で入力します。
   6. ターゲットが DHCP を使用しない場合、「Target IP」、「Target Port」、および「Boot LUN」に入力します。
   7. 「OK」を選択します。

      「iSCSI Port Configuration」ウィンドウが表示されます。

10. 「iSCSI CHAP Configuration」を選択します。

    「iSCSI CHAP Configuration」ウィンドウが表示されます。

    
    
11. 次の項目を入力します。
    1. 次のいずれかの CHAP オプションを選択します。
       • CHAP を使用する場合は、「User Name」と「Target Secret」に入力します。
       • 相互 CHAP を使用する場合は、「Initiator Secret」に入力します。
       • CHAP サービスを利用できない場合は、「Cancel」を選択します。
    2. 「OK」を選択します。

       「iSCSI Port Configuration」ウィンドウが表示されます。

12. 「Save changes and Exit」を選択します。

関連項目

• BIOS 設定ユーティリティーのメニューにアクセスする

• UEFI または Legacy ブートモード (BIOS) を選択する