Oracle® ILOM セキュリティーガイドファームウェア Release 3.0、3.1 および 3.2

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更新: 2015 年 10 月
 
 

信頼できる SSL 証明書および非公開鍵の使用によるセキュリティーの向上

Secure Socket Layer (SSL) 証明書は、ネットワークを介した通信の暗号化とサーバーまたはクライアントの信頼性を保つために使用されます。Oracle ILOM には SSL 自己署名証明書が含まれており、これにより、HTTP over SSL プロトコルをすぐに利用できます (証明書をアップロードする必要はありません)。Oracle ILOM Web インタフェースに最初に接続すると、ユーザーは、自己署名証明書が使用されていることを通知され、その使用を受け入れるかどうかを尋ねられます。用意された証明書を使用することにより、Web ブラウザと Oracle ILOM 間の通信がすべて完全に暗号化されます。

ただし、信頼できる証明書を作成してアップロードしセキュリティーの向上を図ることも可能です。信頼できる証明書とは、その証明書が信頼できる認証局との連携によって認可されていることを意味します。既知の認証局からの信頼できる証明書を使用することで、Oracle ILOM Web サーバーの信頼性が確保されます。信頼できない (自己署名) 証明書を使用すると、中間者 (MITM) 攻撃の可能性にさらされます。

一時的な自己署名証明書または認証局署名の証明書を入手してアップロードするには、次の手順を参照してください。