Oracle® ILOM セキュリティーガイドファームウェア Release 3.0、3.1 および 3.2

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更新: 2015 年 10 月
 
 

共有ユーザーアカウントの作成の回避

共有アカウントの作成を回避することで、セキュアな環境を維持します。共有アカウントとは、特定のユーザーアカウントパスワードを共有するユーザーアカウントのことです。共有アカウントを作成するのではなく、Oracle ILOM に対するアクセス権を持つ各ユーザーに一意なパスワードを作成するのが、ユーザーアカウントの適切な処理方法です。各ユーザーアカウントとパスワードの組み合わせを知っているのは 1 人のユーザーだけであるようにしてください。


注 - Oracle ILOM でサポートされるローカルユーザーアカウントは 10 個までです。より多くのユーザーに Oracle ILOM に対するアクセス権を与える必要がある場合は、LDAP や Active Directory などのディレクトリサービスを構成することにより、集中管理されたデータベースを使用してより多くのアカウントをサポートできます。詳細は、Remote Authentication Services and Security Profilesを参照してください。

一意のパスワードを付与して個々のユーザーアカウントを作成した後、システム管理者は事前構成の管理者 root アカウントに一意のパスワードが割り当てられていることを確認する必要があります。そうしないと、一意のパスワードが設定されていない事前構成の管理者 root アカウントは共有アカウントと見なされます。許可されていないユーザーによる事前構成の管理者 root アカウントの使用を防ぐため、事前構成の root アカウントのパスワードを変更するか、Oracle ILOM からアカウントを削除する必要があります。事前構成の管理者 root アカウントの詳細は、Modify Default Password for root Account at First Loginを参照してください。

一意のパスワードを持つセキュアなアカウントを作成する方法の詳細は、Security Guidelines for Managing User Accounts and Passwordsを参照してください。

ユーザーアカウント構成の詳細は、Configuring User Access for Maximum Securityを参照してください。