リモート KVMS ビデオコンソールは、そのサーバーに接続された物理モニターに表示される内容をリダイレクトします。複数のリモートクライアントが Oracle ILOM との KVMS セッションを確立できますが、通常、1 台のサーバーにはビデオ出力が 1 つしかないため、各セッションでは同一のビデオが表示されます。
同様に、あるリモート KVMS セッションで画面に入力した内容はすべて、同じマシンに接続しているほかの KVMS ユーザーにも見えます。なにより重要なのは、あるユーザーが、Oracle ILOM リモートコンソール、リモートコンソールプラス、または CLI ストレージリダイレクションアプリケーション内のホストオペレーティングシステムに特権ユーザーとしてログインした場合、ほかのすべての KVMS ユーザーは、その認証されたセッションを共有できるという点です。したがって、リモート KVMS 機能は共有接続を許可するという点を理解しておくことが重要です。
リモート KVMS リダイレクションセッションの終了後にアイドル状態になった認証済みオペレーティングシステムセッションをセキュリティー保護するには、次を実行する必要があります。
リモート KVMS リダイレクションセッションの終了時にホストオペレーティングシステムを自動ロックするように、Oracle ILOM を構成します。
手順は、Lock Host Access Upon Exiting a KVMS Sessionを参照してください。
ホストオペレーティングシステムでタイムアウト間隔を設定し、無人の認証済みユーザーセッションが自動的に閉じられるようにします。
手順は、ホストオペレーティングシステムのユーザードキュメントを参照してください。
Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスを使用している場合で、Oracle ILOM から起動される KVMS セッションの表示可能数を制限するには、Limit Viewable KVMS Sessions for Remote System Console Plus (3.2.4 or later)を参照してください。