Oracle® X4 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2014 年 4 月
 
 

RAID 用にハードウェアを構成する (Oracle System Assistant)

image:Oracle System Assistant のアイコン

Oracle System Assistant の「RAID Configuration」画面では、サーバーストレージドライブ用に RAID 0、RAID 1、RAID 5、または RAID 10 を構成できます。


注 -  このタスクは、オペレーティングシステムをインストールする前に実行します。

RAID ボリュームを構成するときは、ディスクが同じサイズで同じタイプ (SAS、SATA など) である必要があります。

始める前に

ドライブのスロット装着と仮想ドライブの作成に関する Oracle の推奨事項を確認します。詳細は、サーバーのドキュメントを参照してください。

  1. Oracle System Assistant にアクセスします。

    詳細は、Accessing Oracle System Assistantを参照してください。

  2. 「Configure Hardware」をクリックし、「RAID Configuration」タブをクリックします。

    「RAID Configuration」画面が表示されます。


    image:この図は、Oracle System Assistant の「RAID Configuration」画面を示しています。
  3. 「HBA」リストボックスで、HBA ディスクコントローラが正しいことを検証します。

    たとえば、サーバーは、SGX-SAS6-REM-Z Express Module や SGX-SAS6-R-REM-Z Express Module をサポートできます (ブート可能なボリュームを作成する場合)。これらの HBA の詳細については、サーバーハードウェアのドキュメントを参照してください。


    注 -  HBA を選択したあと、「View Info」ボタンをクリックしてコントローラの詳細を確認します。この機能は Oracle System Assistant 1.1 では使用できません。
  4. 「Select RAID Level」リストボックスで、RAID 0、RAID 1、RAID 5、または RAID 10 のいずれかの RAID レベルを選択します。

    注 -  Oracle System Assistant を使用する場合は、これらの RAID レベルのみを設定できます。その他の RAID レベルを設定するには、HBA 設定ユーティリティーを使用します。

    1 つのアレイで許可されるディスクの数は、コントローラによって異なります。次に例を示します。

    • SGX-SAS6-REM-Z HBA は、2 台以上のディスクが必要であり、構成ユーティリティーを使用して構成されます。

    • SGX-SAS6-R-REM-Z HBA は、1 台以上のディスクが必要であり、WebBIOS を使用して構成されます。


    「Available Disks」テーブルが表示されます。

  5. 「Available Disks」テーブルで、RAID 構成に追加するストレージドライブを選択します。

    ボリュームがすでにディスク上に存在する場合は、「Created Volumes」セクションに表示されます。必要に応じて、既存のボリュームを強調表示して削除します。


    注 -  ディスクは、同じサイズおよびタイプ (SAS または SATA) でなければなりません。
  6. 「Create Volume」ボタンをクリックします。

    「Creating RAID Volume」メッセージが表示されます。

  7. 必要に応じて、ボリューム名を入力し、ストライプサイズを選択します。

    選択した場合、ボリューム名を空のままにして、あとから追加できます。

  8. 「Create」ボタンをクリックします。

    ボリュームが作成されます。「Volume Details」ダイアログボックスに、強調表示されているボリュームに関する情報が表示されます。

  9. まだボリューム名を入力していない場合は「Volume Details」ボックスに入力し、「Save Changes」ボタンをクリックします。

    「RAID Configuration」画面が表示されます。これで RAID の構成が完了します。

  10. RAID ボリュームを削除するには、「RAID Configuration」画面でボリュームを選択してから、「Delete Volume」ボタンをクリックします。

    このアクションでは、既存のボリューム上のデータがすべて削除されます。

  11. ブート可能なボリュームを作成するには、次の手順を実行します。

    注 -  使用しているディスクコントローラで、この機能がサポートされていないことがあります。
    1. 「RAID Configuration」画面で、ボリュームを選択します。
    2. そのボリュームに対して「Details」ボタンをクリックします。
    3. 「Set as Bootable」にチェックマークを付けます。

      「RAID Configuration」画面には、ボリュームがブート可能であることが示されます。これでこのボリュームは、HBA のブートデバイスになりました。

  12. 「Save Settings」をクリックします。

関連項目