中央リポジトリからの仮想ストレージデバイスリダイレクションセッションの構成
Oracle ILOM の仮想リモートストレージデバイス機能を使用すると、ストレージのイメージファイルを中央の NFS または SAMBA リポジトリにマウントし、そのイメージファイルをホストサーバーにリダイレクトできます。このイメージはホストサーバーからは接続されているストレージデバイスのように見えます。
どの Oracle ILOM KVMS ユーザーインタフェースからでも 1 回にリダイレクトできるのは、1 つのリモート仮想ストレージイメージファイルのみです。SP 上で別のストレージリダイレクションセッションが進行しているときにイメージファイルのリダイレクトを試みると、そのストレージリダイレクションは失敗し、エラーメッセージが表示されます。
注 -
Oracle ILOM の仮想リモートストレージデバイス機能は、Oracle X4-4 以降の X4 シリーズのラックマウントサーバーおよびブレードサーバーでサポートされています。Oracle ILOM の仮想リモートストレージデバイス機能は Oracle X4-2 のラックマウントサーバーおよびブレードサーバーではサポートされていません。
始める前に
仮想リモートストレージデバイス機能では、次を実行できます。
中央リポジトリから仮想ストレージデバイスリダイレクションセッションを作成する前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。
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インストールされていることを確認します。Oracle ILOM ファームウェアバージョン 3.2.2 以降がインストールされています。
注 -
仮想リモートストレージデバイス機能は Oracle X4-4 以降の X4 シリーズのラックマウントサーバーおよびブレードサーバーで使用できます。この機能は、Oracle X4-2 ラックマウントおよびブレードシリーズのサーバーではサポートされていません。
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Admin (a) 役割特権が Oracle ILOM で有効であることを確認します。Oracle ILOM でストレージイメージファイルのマウントとリダイレクトのためのプロパティーを構成するには、この役割は必須です。
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必要であれば、イメージファイルのマウントおよびリダイレクトを行う NFS または SAMBA 中央リポジトリサーバーのユーザー資格を持っていることを確認します。
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Oracle ILOM で仮想リモートストレージリダイレクションプロパティーを構成するには、使用する Oracle ILOM ユーザーインタフェースに応じた手順を実行します。
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Web
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Oracle ILOM Web インタフェースで、「Remote Control」>「Remote Device」の順にクリックします。
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「Remote Device」Web ページで構成可能なプロパティーの値を設定し、「Save」をクリックします。
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「Remote Device」ページで「Status」プロパティーを表示し、仮想ストレージデバイスリダイレクションの現在のステータスを確認します。
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「Remote Device」Web ページで「More Details」リンクをクリックします。
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CLI
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構成可能な仮想デバイスリダイレクションプロパティーの値を設定するには、次を入力します。
set /SP/services/kvms/remote_virtual_device servicestate=enabled target_URI= [NFS or Samba URI file location] username= [your_username] password= [your_password]
注 -
一部のシステムでは、remote_virtual_device の代わりに host_storage_device を使用します。
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仮想デバイスリダイレクションの現在のステータスを表示するには、次を入力します。
show /SP/services/kvms/remove_virtual_device status
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次のように入力します。
help /SP/services/kvms/ remote_virtual_device
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関連項目