Oracle ILOM への初回管理接続を確立する
Oracle ILOM にはじめてアクセスする前に、Oracle ILOM への物理ネットワーク接続か、ローカルのシリアル管理接続を確立する必要があります。次の手順を参照してください。
注 -
シャーシモニタリングモジュール (CMM) は、各ブレード上のサーバープロセッサ (SP) と連携して完全なシャーシ管理システムを構成するホットプラグ可能なモニタリングモジュールです。
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Oracle ILOM へのローカルまたはリモート管理接続を確立するには、次のいずれかを行います。
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専用リモートネットワーク管理接続
注 -
一般的なネットワークから切り離すには、サービスプロセッサ (SP) 専用の内部ネットワークを使用します。Oracle ILOM のもっとも信頼性が高くセキュアな環境を維持するために、サーバー上の専用のネットワーク管理ポートは常に、内部の信頼できるネットワークや専用のセキュアな管理/プライベートネットワークに接続している必要があります。
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ネットワークスイッチと、サーバーまたはブレードシャーシの NET MGT ポートをイーサネットケーブルで接続します。
デフォルトでは、サーバーのサービスプロセッサ (SP) またはシャーシモニタリングモジュール (CMM) の動的 IP アドレスは、DCHP ルーターによって割り当てられます。
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サーバー SP または CMM に割り当てられている IP アドレスを確認します。
Oracle ILOM で動的 IP アドレスを確認するには、Oracle ILOM へのシリアル接続を確立し、CLI の show コマンドを使用して、SP または CMM の /network および /network/ipv6 ターゲットの下でプロパティーを表示します。
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SP または CMM に割り当てられた IP アドレスを使用して、Oracle ILOM へのネットワーク接続を確立します。
詳しい手順は、Oracle ILOM を起動しログインするを参照してください。
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専用のローカルシリアル管理接続
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コンソール (ワークステーションまたは端末) と、サーバーまたはブレードシャーシの SER MGT ポートをシリアルケーブルで接続します。
物理的接続で、サーバーのサービスプロセッサ (SP) またはシャーシモニタリングモジュール (CMM) との最初の通信が行われます。端末デバイス通信プロパティーを、9600 ボー、8 ビット、パリティーなし、1 ストップビットに設定する必要があります。
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Oracle ILOM へのローカル接続を作成するには、Return キーを押します。
Oracle ILOM プロンプト (>) が表示されます。詳しい手順は、Oracle ILOM を起動しログインするを参照してください。
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専用の相互接続 SP 管理接続
(内蔵 USB over LAN とも呼ばれます)
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サーバーサービスプロセッサ (SP) とホストオペレーティングシステムクライアント間の専用のローカル相互接続を自動構成するか手動で構成するかを選択します。
手順については、ファームウェアバージョン 3.1 または 3.2 の『Oracle ILOM 構成および保守ガイド』の「専用の相互接続 SP 管理接続」を参照してください。
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共有サイドバンドネットワーク接続
注 -
サイドバンド管理を使用すると、2 つの別個のネットワーク接続を確立せずに済むため、ケーブル管理とネットワーク構成が簡素化されます。ただし、サイドバンド管理ポートが信頼できるネットワークに接続されていない場合、Oracle ILOM トラフィックが信頼できないネットワークを介して送信される可能性があることも意味します。
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サーバーシャーシに装備された標準データポートから Oracle ILOM に接続することを選択します。
注 -
Oracle ILOM へのサイドバンド管理接続を実装すると、ホストおよび管理トラフィックのために 2 つの別個のネットワーク接続をサポートする必要がなくなります。ただし、このアプローチは、(1) Oracle ILOM への接続のパフォーマンスが低下する可能性があり、(2) Oracle ILOM のトラフィックが信頼されていないネットワークに転送される恐れがあります。
手順については、ファームウェアバージョン 3.1 または 3.2 の『Oracle ILOM 構成および保守ガイド』の「サイドバンドネットワーク管理接続」を参照してください。
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