Oracle System Assistant の概要

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Oracle System Assistant は、Oracle の Sun サーバー向けのスタートアップ/保守ツールです。説明項目は次のとおりです。

構成、アップグレード、インストールの各タスクを実行するブート可能なユーティリティー。
ホストオペレーティングシステムからファイルブラウザでアクセス可能なツール、ファイル、ファームウェア、およびドキュメント。

Oracle System Assistant ユーティリティーを起動するには、BIOS、Oracle ILOM Web インタフェース、Oracle ILOM コマンド行インタフェース、のいずれかを使用できます。起動の詳細については、Accessing Oracle System Assistantを参照してください。

Oracle System Assistant ユーティリティーを使えば次のことが行えます。

サポートされているオペレーティングシステムをインストールし、それらを最新のドライバやサポートされているツールで更新します。
入手可能な最新のシステム BIOS、Oracle ILOM、サポート対象オペレーティングシステム、ファームウェア、ツール、およびドライバを Oracle から取得します。インターネット接続が必要です。
オプションのアクセサリカード用およびその他のシステムハードウェア用に、システム BIOS、Oracle ILOM、および Oracle 認証デバイスドライバを更新します。
Oracle ILOM サービスプロセッサ (SP) と BIOS を構成します。
システムの概要およびサーバーハードウェアインベントリ情報を表示します。
統合 LSI ディスクコントローラが搭載されたサーバーに RAID 0、RAID 1、RAID 5、または RAID 10 を構成します。
実行環境の使用が許可されている Oracle System Assistant (Linux) シェル端末ウィンドウにアクセスします。
Oracle Hardware Management Pack コマンドに (Oracle System Assistant シェルを使用して) アクセスします。
サーバー固有のドキュメントにアクセスします。
Oracle System Assistant を無効にします。

Oracle System Assistant は、システムに組み込まれた USB ストレージデバイス上で提供されます。これには、サポートされているオペレーティングシステムでサーバーを使い始めるのに必要なものがすべて含まれています (ただし、オペレーティングシステムのインストールメディアは除く)。

Oracle System Assistant コンポーネントはネットワーク経由で更新されます。組み込みストレージドライブは、すべてのコンポーネントをオンライン更新機能を使用して保守できるように、出荷時にサーバー固有のバージョンの Oracle System Assistant がインストールされた状態で構成されます。あるいは、My Oracle Support Web サイトから UPDATER ISO イメージをダウンロードすることもできます。

Oracle は継続的に製品を改善するよう努力しています。Oracle System Assistant についてコメントを送信する場合は、server-sysmgmt-feedback_ww_grp@oracle.com まで連絡してください。

関連情報

Oracle System Assistant のリビジョン

このマニュアルには、Oracle System Assistant の次の 2 つのバージョンに関する情報が含まれています。

Sun Server X4-2 以前のシステムでは、Oracle System Assistant Release 1.1 が使用されます。
Sun Server X4-4 以降のシステムでは、Oracle System Assistant Release 1.2 が使用されます。

Oracle System Assistant 1.2 では Oracle System Assistant 1.1 のすべての機能がサポートされているほか、次の新機能も含まれています。新機能については、テキスト内で Oracle System Assistant 1.2 でのみ使用可能という表記で示しています。

Oracle System Assistant 1.2 に含まれている新機能は、次のとおりです。

ローカルメディアからリリースをダウンロードしてインストールする機能。
RAID 5 のサポート。
Oracle System Assistant を使用して複数のバージョンのソフトウェアリリースを取得する機能。
DHCP 更新機能。
ネットワークサーバー上のメディアから Linux OS をインストールする機能。
使用ログの外部メディアへのエクスポート。