これらの手順では、サーバーにインストール済みの Oracle VM Server を構成する方法についてのみ説明します。Oracle VM には、Oracle VM Manager など、別のコンポーネントもあり、仮想マシン環境をサポートするには、これらのコンポーネントがインストールされているか、すでに稼働している必要があります。
Oracle ILOM への接続を参照してください。
サーバーの電源を入れるには、次のいずれかの方法を使用します。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」を選択し、次に「Select Action」リストボックスから「Power On」を選択します。「Save」、「OK」の順にクリックします。
Oracle ILOM のコマンド行インタフェースで、次のように入力します。
-> start /System
プロンプトが表示されたら、「y」と入力して確定します。
Are you sure you want to start /System (y/n)? y
Starting /System
サーバーをリセットするには、次のいずれかの方法を使用します。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」を選択し、次に「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択します。「Save」、「OK」の順にクリックします。
Oracle ILOM のコマンド行インタフェースで、次のように入力します。
-> reset /System
プロンプトが表示されたら、「y」と入力して確定します。
Are you sure you want to reset /System (y/n)? y
Performing hard reset on /System
サーバーがブートプロセスを開始します。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Remote Control」->「Redirection」を選択し、「Launch Remote Console」ボタンをクリックしてビデオコンソールリダイレクションを起動します。
Oracle ILOM CLI で、次を入力します。
-> start /HOST/console
プロンプトが表示されたら、「y」と入力して確定します。
Are you sure you want to start /HOST/console (y/n)? y
Serial console started.
サーバーがブートし、GRUB メニューが表示されます。
GNU GRUB version 0.97 (615K lower / 1957644K upper memory) Oracle VM Server-ovs (xen-4.3.0 3.8.13-26.4.2.e16uek.x86_64) Oracle VM Server-ovs serial console (xen-4.3.0 3.8.13-26.4.2.e16uek.x86_64)
出力をビデオポートに表示する (デフォルトオプション) には、次に示すリストの最初のオプションを選択し、Enter キーを押します。
Oracle VM Server - ovs (xen-4.3.0 3.8.13-26.4.2.e16uek.x86_64)
出力をシリアルポートに表示するには、リストの 2 番目のオプションを選択し、Enter を押します。
Oracle VM Server - ovs serial console (xen-4.3.0 3.8.13-26.4.2.e16uek.x86_64)
構成プロセスが進み、次の画面が表示されます。
すべての設定を入力して保存すると、システムが Oracle VM Server コンソールセッションをロードします。例:
これで、仮想オペレーティングシステムを作成するための、インストール済み Oracle VM Server の構成が完了します。