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Oracle® Server X5-2 設置ガイド

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更新: 2014 年 10 月
 
 

インストール済み Oracle VM Server の構成

これらの手順では、サーバーにインストール済みの Oracle VM Server を構成する方法についてのみ説明します。Oracle VM には、Oracle VM Manager など、別のコンポーネントもあり、仮想マシン環境をサポートするには、これらのコンポーネントがインストールされているか、すでに稼働している必要があります。

  1. Oracle ILOM にログインしていない場合は、ローカルでシリアル接続からログインするか、またはリモートで Ethernet 接続を使用してログインします。

    Oracle ILOM への接続を参照してください。

  2. 次の方法で、サーバーの電源を入れるか、サーバーをリセットします。
    • サーバーの電源を入れるには、次のいずれかの方法を使用します。

      • Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」を選択し、次に「Select Action」リストボックスから「Power On」を選択します。「Save」、「OK」の順にクリックします。

      • Oracle ILOM のコマンド行インタフェースで、次のように入力します。

        -> start /System

        プロンプトが表示されたら、「y」と入力して確定します。

        Are you sure you want to start /System (y/n)? y

        Starting /System

    • サーバーをリセットするには、次のいずれかの方法を使用します。

      • Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」を選択し、次に「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択します。「Save」、「OK」の順にクリックします。

      • Oracle ILOM のコマンド行インタフェースで、次のように入力します。

        -> reset /System

        プロンプトが表示されたら、「y」と入力して確定します。

        Are you sure you want to reset /System (y/n)? y

        Performing hard reset on /System

    サーバーがブートプロセスを開始します。

  3. 次のいずれかの方法を使用してリモートホストコンソールを起動します。
    • Oracle ILOM Web インタフェースから「Remote Control」->「Redirection」を選択し、「Launch Remote Console」ボタンをクリックしてビデオコンソールリダイレクションを起動します。

    • Oracle ILOM CLI で、次を入力します。

      -> start /HOST/console

    プロンプトが表示されたら、「y」と入力して確定します。

    Are you sure you want to start /HOST/console (y/n)? y

    Serial console started.

    サーバーがブートし、GRUB メニューが表示されます。

    GNU GRUB version 0.97 (615K lower / 1957644K upper memory)
    
    Oracle VM Server-ovs (xen-4.3.0 3.8.13-26.4.2.e16uek.x86_64)
    Oracle VM Server-ovs serial console (xen-4.3.0 3.8.13-26.4.2.e16uek.x86_64)
    
  4. GRUB メニューで一時停止するには、Enter 以外のキーをどれか押します。そうしなかった場合は 5 秒後に、強調表示されたインストールオプションが使用されます。
  5. 「GRUB」メニューで、上下の矢印キーを使用して表示オプションを選択してから、Enter を押します。次のオプションがあります。

    注 -  メニューに 2 つの選択肢、つまり、通常ブートとシリアルコンソール対応のブートが表示されます。
    • 出力をビデオポートに表示する (デフォルトオプション) には、次に示すリストの最初のオプションを選択し、Enter キーを押します。

      Oracle VM Server - ovs (xen-4.3.0 3.8.13-26.4.2.e16uek.x86_64)

    • 出力をシリアルポートに表示するには、リストの 2 番目のオプションを選択し、Enter を押します。

      Oracle VM Server - ovs serial console (xen-4.3.0 3.8.13-26.4.2.e16uek.x86_64)

    構成プロセスが進み、次の画面が表示されます。


    image:インストール済み Oracle VM の「New Password Setup」画面を示す図。
  6. 画面をスクロールダウンして、root のパスワードと Oracle VM Agent のパスワードを設定および確認します。

    注 -  root および Oracle VM Agent のパスワードの入力を求めるプロンプトは、Oracle VM Server を最初にブートしたときだけ表示されます。
  7. プロンプトに従って構成するオンボードのネットワークインタフェースコントローラ (NIC) を選択し、ネットワークに関してほかに必要な構成情報を入力します。
    image:使用可能なネットワークインタフェースを示す図。

    注 -  ネットワークインタフェース eth2 および eth3 は Ethernet ポート NET2 および NET3 に対応しています。これらは、単一プロセッサシステムでは機能しません。
  8. すべての構成内容が正しければ、「Y」と入力し、Enter キーを押して設定を保存します。
    image:設定の確認プロンプトを示す図。

    すべての設定を入力して保存すると、システムが Oracle VM Server コンソールセッションをロードします。例:


    image:インストール済みの Oracle VM Server コンソールセッション画面を示す図

    これで、仮想オペレーティングシステムを作成するための、インストール済み Oracle VM Server の構成が完了します。

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