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Oracle® Server X5-2 設置ガイド

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更新: 2014 年 10 月
 
 

ストレージドライブ上での RAID の構成


注 -  Oracle によってプリインストールされた OS を使用しない場合、OS をインストールする前にドライブにブート可能ボリュームを作成する必要があります。ドライブに HBA によって作成されたボリュームがない場合、システムはドライブを認識しません。ブートドライブとして使用する予定のドライブに複数のボリュームがある場合は、OS のインストール先ボリュームをブートデバイスとして設定する必要があります。
  1. Oracle System Assistant を起動します。

    Oracle System Assistant へのアクセスを参照してください。

    Oracle System Assistant の「System Overview」画面が表示されます。

  2. 「System Overview」画面で、オペレーティングシステムのインストール時に使用する予定のブートモード (UEFI、レガシー BIOS のいずれか) に BIOS モードが設定されていることを確認します。

    注 -  RAID 構成で使用する BIOS モードは、その RAID 構成を使用する予定のオペレーティングシステムの BIOS ブートモードと一致する必要があります。BIOS モードを UEFI からレガシー BIOS に切り替える手順やその逆を行う手順については、http://www.oracle.com/goto/x86AdminDiag/docs にある『Oracle X5 シリーズサーバー管理ガイド』を参照してください。
  3. 「Configure Hardware」ボタンをクリックして、「RAID Configuration」タブを選択します。

    「RAID Configuration」画面が表示されます。

  4. 「HBA」リストボックスで、「Oracle Storage 12 Gb SAS PCIe RAID HBA, Internal」を選択します。
    image:「RAID configuration」画面。
  5. 「Select RAID Level」リストボックスで、目的の RAID レベルを選択します。

    Oracle System Assistant は、RAID 0、RAID 1、RAID 5、および RAID 10 をサポートしています。

  6. 「Available Disks」表で、RAID ボリュームに追加するストレージドライブを選択して、「Create Volume」ボタンをクリックします。

    「Create Volume」ダイアログボックスが表示されます。


    image:「RAID configuration」の「Create Volume」ダイアログボックス画面。
  7. 「Create Volume」ダイアログボックスで次を行います。
    1. (オプション) ボリューム名を入力します。

      ボリューム名の入力はオプションです。ボリュームに名前を付けなかった場合、Oracle System Assistant は名前のないボリュームを作成します。

    2. ボリュームのストライプサイズを選択します。
    3. 「Create」をクリックします。

      「Creating RAID Volume」情報ボックスが表示されます。

      ボリュームの作成が完了すると、「Created Volumes」表にボリュームが表示されます。

  8. ボリュームをブート可能に設定するには、次の手順を実行します。
    1. 「Created Volumes」表の「Details/Actions」列で、ブート可能として設定するボリュームの「Details」ボタンをクリックします。

      「Volume Details」ダイアログボックスが表示されます。


      image:「RAID configuration」の「Volume Details」ダイアログボックスを示す画面。
    2. (オプション) 「Volume Name」フィールドで、ボリューム名を入力するか、変更します。

      以前にボリューム名を入力していない場合は、「Volume Details」ダイアログボックスでもう一度入力する機会が得られます。以前にボリューム名を入力している場合はここで変更できますが、名前を完全に削除することはできません。


      注 -  ボリューム名を付けるかはオプションです。ボリュームに名前を付けなかった場合、Oracle System Assistant は名前のないボリュームを作成します。さらに、「Created Volumes」表の「Details」ボタンをクリックしていつでもボリューム名を変更できますが、ボリューム名をいったん割り当てたあとで削除することはできません。
    3. 「Set As Bootable」チェックボックスを選択します。
    4. 「Save & Close」をクリックします。

      「Set Volume For Boot」確認ダイアログが表示されます。


      image:「RAID configuration」の「Set Volume For Boot」ダイアログボックスを示す画面。
    5. 「OK」をクリックします。

      「RAID Configuration」画面が表示され、その RAID ボリュームが現在のブートデバイスとして表示されます。


      image:RAID の構成結果を示す画面。
  9. ディスクをグローバルホットスペアとして指定する場合は、次の手順を実行します。それ以外の場合は、Step 10 に進みます。
    1. 「Available Disks」表の「Details/Actions」列で、グローバルホットスペアとして設定するディスクの「Details」ボタンをクリックします。

      「Disk Details」ダイアログボックスが表示されます。

    2. 「Set as Hot Spare」チェックボックスにチェックマークを付けます。

      注 -  最大 256 のホットスペアを作成できます。
    3. 「Save」をクリックします。

      「Disk Details」ダイアログボックスが閉じます。

  10. ボリュームを削除するには、次の手順を実行します。
    1. 「Created Volumes」表で削除するボリュームを選択します。
    2. 「Delete Volume」ボタンをクリックします。