ストレージドライブ上での RAID の構成
注 -
Oracle によってプリインストールされた OS を使用しない場合、OS をインストールする前にドライブにブート可能ボリュームを作成する必要があります。ドライブに HBA によって作成されたボリュームがない場合、システムはドライブを認識しません。ブートドライブとして使用する予定のドライブに複数のボリュームがある場合は、OS のインストール先ボリュームをブートデバイスとして設定する必要があります。
-
Oracle System Assistant を起動します。
Oracle System Assistant へのアクセスを参照してください。
Oracle System Assistant の「System Overview」画面が表示されます。
-
「System Overview」画面で、オペレーティングシステムのインストール時に使用する予定のブートモード (UEFI、レガシー BIOS のいずれか) に BIOS モードが設定されていることを確認します。
-
「Configure Hardware」ボタンをクリックして、「RAID Configuration」タブを選択します。
「RAID Configuration」画面が表示されます。
-
「HBA」リストボックスで、「Oracle Storage 12 Gb SAS PCIe RAID HBA, Internal」を選択します。
-
「Select RAID Level」リストボックスで、目的の RAID レベルを選択します。
Oracle System Assistant は、RAID 0、RAID 1、RAID 5、および RAID 10 をサポートしています。
-
「Available Disks」表で、RAID ボリュームに追加するストレージドライブを選択して、「Create Volume」ボタンをクリックします。
「Create Volume」ダイアログボックスが表示されます。
-
「Create Volume」ダイアログボックスで次を行います。
-
(オプション) ボリューム名を入力します。
ボリューム名の入力はオプションです。ボリュームに名前を付けなかった場合、Oracle System Assistant は名前のないボリュームを作成します。
-
ボリュームのストライプサイズを選択します。
-
「Create」をクリックします。
「Creating RAID Volume」情報ボックスが表示されます。
ボリュームの作成が完了すると、「Created Volumes」表にボリュームが表示されます。
-
ボリュームをブート可能に設定するには、次の手順を実行します。
-
「Created Volumes」表の「Details/Actions」列で、ブート可能として設定するボリュームの「Details」ボタンをクリックします。
「Volume Details」ダイアログボックスが表示されます。
-
(オプション) 「Volume Name」フィールドで、ボリューム名を入力するか、変更します。
以前にボリューム名を入力していない場合は、「Volume Details」ダイアログボックスでもう一度入力する機会が得られます。以前にボリューム名を入力している場合はここで変更できますが、名前を完全に削除することはできません。
注 -
ボリューム名を付けるかはオプションです。ボリュームに名前を付けなかった場合、Oracle System Assistant は名前のないボリュームを作成します。さらに、「Created Volumes」表の「Details」ボタンをクリックしていつでもボリューム名を変更できますが、ボリューム名をいったん割り当てたあとで削除することはできません。
-
「Set As Bootable」チェックボックスを選択します。
-
「Save & Close」をクリックします。
「Set Volume For Boot」確認ダイアログが表示されます。
-
「OK」をクリックします。
「RAID Configuration」画面が表示され、その RAID ボリュームが現在のブートデバイスとして表示されます。
-
ディスクをグローバルホットスペアとして指定する場合は、次の手順を実行します。それ以外の場合は、Step 10 に進みます。
-
「Available Disks」表の「Details/Actions」列で、グローバルホットスペアとして設定するディスクの「Details」ボタンをクリックします。
「Disk Details」ダイアログボックスが表示されます。
-
「Set as Hot Spare」チェックボックスにチェックマークを付けます。
注 -
最大 256 のホットスペアを作成できます。
-
「Save」をクリックします。
「Disk Details」ダイアログボックスが閉じます。
-
ボリュームを削除するには、次の手順を実行します。
-
「Created Volumes」表で削除するボリュームを選択します。
-
「Delete Volume」ボタンをクリックします。