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Oracle® Solaris 10 から Oracle Solaris 11.3 への移行

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更新: 2015 年 10 月
 
 

Oracle Solaris 10 と Oracle Solaris 11 の機能の比較

次の表では、Oracle Solaris 10 の機能と Oracle Solaris 11 の機能を比較しています。


注 -  機能はアルファベット順に示されています。
表 1  Oracle Solaris 10 の機能と Oracle Solaris 11 の機能の比較
機能またはコマンド
Oracle Solaris 10
Oracle Solaris 11
x86: ブートローダー (GRUB)
GRUB Legacy (0.97)
GRUB 2
ブートローダー (管理)
SPARC: installboot
x86: installgrub
bootadm install-bootloader (SPARC および x86)
ブート (ルートデバイスから)
ZFS、UFS、または Solaris Volume Manager ルートデバイスから
ZFS ルートファイルシステムから
ブート (ネットワークから)
SPARC: OpenBoot PROM (OBP) の ok プロンプトから: boot net[:dhcp] または boot net[:rarp]
x86: ネットワークからの PXE (Preboot eXecution Environment) ブートをサポートする DHCP サーバーが必要です。
SPARC: boot net:dhcp
x86: PXE ブートプロセスは UEFI ファームウェアについてのみ変更されています
ブート (復旧)
SPARC: OBP の ok プロンプトから: boot -F failsafe
x86: ブート時に GRUB メニューでフェイルセーフブートエントリを選択します
フェイルセーフモードは、x86 および SPARC プラットフォーム上ではサポートされなくなりました。
Oracle Solaris 統合アーカイブ
クラッシュダンプディレクトリの場所
/var/crash/system-name
/var/crash
データベース管理システム (MySQL)
リリースシリーズ 5.1
リリースシリーズ 5.1 およびリリースシリーズ 5.5
MySQL 5.1 から 5.5 へのアップグレード。Oracle Solaris 11.3 ご使用にあたって のMySQL 5.1 から MySQL 5.5 への更新を参照してください。
デスクトップ環境
共通デスクトップ環境 (CDE) (デフォルト) と GNOME 2.6 (オプション)
Oracle Solaris デスクトップ (GNOME 2.30)
ディスクラベル
UFS ルートディスクは SMI (VTOC) です。UFS 非ルートディスクは SMI または EFI です
ZFS ルートディスクは SMI (VTOC) です。ZFS 非ルートディスクは SMI または EFI です (推奨)
GPT 対応ファームウェアを搭載した x86 および SPARC: ZFS ルートディスクは EFI (GPT) です
SPARC: ZFS ルートディスクは SMI (VTOC) です
SPARC および x86: ZFS 非ルートディスクは SMI または EFI です (推奨)
システムがセキュアに構成されることの保証
Solaris Security Toolkit (SST)
netservices limited
sysconfig プロファイル
デフォルトでのセキュリティー保護 (SBD)
compliance コマンド
ファイルシステム (デフォルト)
ZFS、UFS、または Solaris Volume Manager のルートファイルシステム
ZFS ルートファイルシステム (デフォルト)
x86: ファームウェアサポート
BIOS
UEFI と BIOS
GRUB 構成ファイル (デフォルト)
menu.lst
grub.cfg
GRUB 構成ファイル (カスタム)
menu.lst
custom.cfg
GRUB パスワード保護
使用できません
使用可能です (Oracle Solaris 11.3 以降)。GRUB 2 メニューのロード、メニューエントリの変更、およびメニューエントリブート用のパスワード保護オプションがあります。
インストール (グラフィカルユーザーインタフェース (GUI))
DVD または CD 上の GUI インストールプログラム
Live Media (x86 のみ)
インストール (対話式テキスト)
ZFS ルートプール用の対話式テキストインストールと対話式テキストインストーラ
テキストインストーラ (スタンドアロンおよびネットワークインストール)
インストール (自動)
Oracle Solaris 10 の JumpStart 機能
Oracle Solaris 11 の Automated Installer (AI) 機能
Oracle VM Manager Ops Center
インストール (自動化されたクライアント構成)
JumpStart プロファイルファイル
AI マニフェスト
インストール (その他)
Oracle Solaris フラッシュアーカイブインストール
Oracle Solaris 統合アーカイブ
国際化とローカリゼーションの構成
localeadm
nlsadm
Java バージョン (デフォルト)
Java 6
Java 8
ネットワーク管理 (固定モード)
ifconfig
/etc/hostname.* を編集します
プロトコル (チューニング可能値) を構成するには ndd
データリンクには dladm、IP 構成には ipadm
ネットワーク管理 (リアクティブモード)
該当なし
netcfg および netadm
ネットワーク管理 (DHCP)
Sun DHCP およびその他のネームサービス構成
ISC DHCP および旧バージョンの Sun DHCP
ネットワーク管理 (IP ネットワークマルチパス (IPMP))
ifconfigplumb、および umplumb
dladmipadm
ネットワーク管理 (TCP/IP プロパティーまたはチューニング可能値)
ndd
driver.conf
dladm および ipadm
ネットワーク管理 (ワイヤレス)
wificonfig
固定モード: dlpadmipadm
リアクティブモード: netcfgnetadm
デスクトップから: ネットワーク管理 GUI
パッケージング (ソフトウェア管理)
SVR4 パッケージおよびパッチコマンド
IPS pkg(1) コマンドとユーティリティー
印刷サービス (デフォルト)
LP 印刷サービス、lp 印刷コマンド、Solaris 印刷マネージャー GUI
CUPS
セキュリティー管理
システムアカウントとしての root
root を役割とする
Sun Oracle サーバーの管理
SPARC および x86: Oracle Hardware Management Pack: Sun Oracle サーバーの管理のための一連のコマンドとエージェント (個別のダウンロードとして入手可能なパッケージ)
Oracle Hardware Management Pack: Sun Oracle サーバーを管理するための一連のコマンドとエージェント (Oracle Solaris 11.2 以降、パッケージが含まれます)
システムのクラスタリング
Oracle Solaris Cluster 3.3
Oracle Solaris Cluster 4
システムの構成と再構成
sysidtoolsys-unconfigsysidconfig 、および sysidcfg
sysconfig、SCI ツール、SC プロファイル
システムの構成 (Oracle Solaris カーネル構成)
/etc/system に追加
/etc/system および /etc/system.d 内のファイルに追加されます
システム構成 (ネームサービス)
/etc および /var 内のさまざまなファイルで構成される
サービス管理機能 (SMF) コマンドによって管理される
システム構成 (ホスト名の設定)
/etc/nodename を編集します
hostname コマンド
システム管理 (集中型)
Ops Center のすべてのバージョンが Oracle Solaris 10 をサポートしています
システム復旧とクローニング (自動)
Oracle Solaris フラッシュアーカイブ機能
Oracle Solaris 統合アーカイブ
システム登録およびサービスリクエストのサポート
自動登録機能
Oracle Configuration Manager (Oracle Solaris 10 1/13 以降)
Oracle Configuration Manager と Oracle Auto Service Request ユーティリティー
システムアップグレードと BE 管理
lu および SVR4 パッケージコマンド
pkg コマンド
ブート環境の管理用の beadm
ユーザーアカウントの管理
useraddusermoduserdelgroupaddgroupmodgroupdelroleaddrolemod、および roledel
Solaris Management Console GUI および同等のコマンド行
useraddusermoduserdelgroupaddgroupmodgroupdelroleaddrolemod、および roledel
ユーザーマネージャー GUI
ユーザー環境の管理
Korn シェル (ksh)
MANPATH 変数が必要です
デフォルトシェル: ksh93
デフォルト ksh パス: /usr/bin/ksh/bin/shksh93 です
デフォルトの対話式シェル: bash。デフォルトの bash パス: /usr/bin/bash
MANPATH 変数は必要なくなりました
ZFS ルートプールディスク (SPARC および x86)
ルートプールディスクには SMI (VTOC) ディスクラベルとスライス 0 が必要です
ゾーン環境
Oracle Solaris 10 ブランドゾーン、旧バージョンのブランドゾーン
サポートされている Oracle Solaris 10 と Oracle Solaris 11 のゾーン機能、および Oracle Solaris 11.2 以降の Oracle Solaris カーネルゾーン (solaris-kz ブランドゾーン)