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Oracle® Solaris 10 から Oracle Solaris 11.3 への移行

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更新: 2015 年 10 月
 
 

Oracle Solaris のインストール要件

ZFS ルートプールのインストール要件

    Oracle Solaris 11 は、ルートプールと呼ばれる ZFS ストレージプールにインストールされます。ルートプールのインストール要件は次のとおりです。

  • ディスク容量 - 13G バイト以上のディスク容量が推奨されます。容量は次のように消費されます。

    • スワップ領域およびダンプデバイス - Oracle Solaris インストールプログラムによって作成されるスワップおよびダンプボリュームのデフォルトサイズは、システム上にあるメモリーのサイズおよびその他の変動要素によって異なります。

      インストールのあと、システムの動作が新しいサイズによってサポートされるかぎり、スワップボリュームやダンプボリュームのサイズを独自に選択したサイズに調整できます。Oracle Solaris 11.3 での ZFS ファイルシステムの管理 のZFS スワップおよびダンプデバイスの管理を参照してください。

    • ブート環境 (BE) – BE のサイズは約 6 – 8G バイトですが、ダンプデバイスのサイズによって大きく異なる場合があります。ダンプデバイスのサイズは、システムの物理メモリーのサイズに基づきます。また、BE を更新すると、更新の量に応じて新しい BEのサイズが増えることも考慮してください。システム上のすべての BE によるディスク容量の使用状況をモニターする必要があります。同じルートプール内のすべての BE は、同じスワップおよびダンプデバイスを使用します。

    • Oracle Solaris OS コンポーネント/etc/bin/usr などのルートファイルシステムのすべての OS 関連サブディレクトリは、ルートデータセットと別のデータセットとして作成することはできません。唯一の例外は /var で、インストーラはデフォルトで個別のデータセットとして作成します。さらに、スワップデバイスとダンプデバイス以外の OS コンポーネントはすべて、ルートプール内に存在している必要があります。具体的なディスク要件については、Chapter 3, デバイスの管理を参照してください。

  • 複数のオペレーティングシステムの実行のサポート (x86 のみ) - インストール前またはインストール時に、OS を格納するディスクをパーティション化できます。Oracle Solaris 11.3 システムのインストール のシステムのパーティション分割を参照してください。

Oracle Solaris のインストール前のタスク