このリリースでは、次の機能が新しいか変更されています。
この Oracle Solaris 11 リリースには、ユーザープロセスとカーネルスレッドの命名を可能にするスレッド命名機能が含まれます。スレッド名を表示するには、ps、prstat、および pstack コマンドを使用します。さらに、新しい組み込み変数 uthreadname および kthreadname が DTrace に追加されており、ユーザーおよびカーネルスレッドの名前にアクセスできます。
プロセススレッド名を設定し、読み取るには、 pthread_setname_np (3C) / pthread_attr_setname_np (3C) および pthread_getname_np (3C) / pthread_attr_getname_np (3C) 関数を使用します。詳細は、該当するマニュアルページを参照してください。
次の例に、–L オプションを付けて ps コマンドを使用して、スレッド名を表示する方法を示します。
$ ps -L PID LWP LNAME TTY LTIME CMD 2644 1 pts/32 0:00 bash 14320 1 foomoe pts/32 0:00 a.out 14320 2 foocurly pts/32 0:00 a.out 14320 3 foolarry pts/32 0:00 a.out 14320 4 fooshemp pts/32 0:00 a.out 14321 1 pts/32 0:00 ps
Multithreaded Programming Guide も参照してください。
Oracle Solaris 10 と Oracle Solaris 11 は、どちらにも特定のタスクを実行するシステムプロセスが含まれていますが、通常、次の表に示されているような管理の必要はありません。
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