Oracle Solaris 10 のインストール方法では、最小限のネットワーク、デスクトップ、開発者、サーバー用に全部など、システムの目的に基づいてパッケージグループをインストールするソフトウェアパッケージクラスタが用意されています。Oracle Solaris 11 では、大規模サーバー、小規模サーバーまたは非大域ゾーン、最小限のサーバー、およびグラフィカルデスクトップ環境に適したグループパッケージが用意されています。これらの各グループパッケージは、システムにさまざまなパッケージセットをインストールします。すべての *group/system/solaris* パッケージは group/system/solaris-core-platform パッケージをインストールします。
次のようにパッケージグループの情報を表示します。
$ pkg list -as '*group/system/solaris*'
システムに現在インストールされている Oracle Solaris パッケージグループは、次のように判断します。
# pkg list group/system/solaris-\*
IPS には、システム上にインストールして信頼できるデスクトップやマルチユーザーデスクトップを提供できる、その他のメタパッケージやグループパッケージも含まれています。Solaris 10 SUNWCall パッケージクラスタのインストールと同様に、ほとんどのパッケージをインストールする場合は、group/system/solaris-large-server パッケージグループをインストールすることを検討してください。
パッケージグループの内容は、次のように表示できます。
$ pkg contents -ro type,fmri -t depend group-package-name
各パッケージグループに含まれているパッケージの完全なリストについては、Oracle Solaris 11.3 Package Group Lists を参照してください。
pkg contents コマンドの出力に表示される依存関係には、多くの場合に個々の依存関係があり、このことはさらに多くのパッケージがシステムに実際にインストールされていることを意味します。完全なリストについては、次のコマンドを使用します。
# pkg exact-install -nv --require-new-be entire group-package-name
詳細は、Oracle Solaris 11.3 ソフトウェアの追加と更新 のグループパッケージ内のすべてのインストール可能なパッケージの一覧表示を参照してください。